納車当日に「ミッション不具合」発生、さらに契約前に説明を受けた内容と異なる修復歴が発覚、売買代金と同額買取り(実質的な全額返金)にて和解

日時  2020年9月

場所  奈良県

事案   地元中古販売店との間で売買契約を締結。当該車両の状態及びその他の条件として「修復歴・有(バンパーの僅かな変形)」「整備込み」という内容であった。しかし納車当日に「エンジン停止」「変速時の衝撃」などの不具合が発生、即刻販売会社へ報告のうえ修理対応要求。販売店は一度は修理対応の為に車両を預かるも、実施した修理はエンジン停止に関する「油圧プラグ」のみであり、最も重要な「ミッション」については「ミッションは全く問題ない」などと主張し修理対応を実施せず。そこで、クライアントが正規ディーラーへ同車両を持込のうえ点検したところ、「ミッション不具合」のみならず、当初は「僅かな変形」と説明を受けていた「バンパー」についても「いつ外れてもおかしくない状態で非常に危険」との指摘を受ける。尚、一連の修理費用見積もりとしては車両売買契約代金を大幅に上回る金額であった。その為、販売店に対して修理費用負担若しくは契約解除の対応を要求するも一切拒否。同様トラブルにおいて経験豊富な当事務所へご相談。

対応   本件については、改正民法上の契約不適合責任を理由に「追完請求」が可能となるが、既に本件は販売店が追完請求(当該車両の適切な修理対応)を拒否している状況であって、さらにはバンパー(修復歴)について事実と異なる説明を行っていた事実も明らかとなった為、即刻内容証明郵便にて本契約の解除及び売買代金全額の返金を要求。返金対応期日を同書送達後3日以内とした。その後、販売店より連絡が入り「弊社にて正規ディーラーへ診断に出し、診断機にて点検したがミッションの不具合など無かった」との主張であった為、当職よりアドバイスしクライアントの方で販売店に対して「では、当方が依頼した正規ディーラーと貴社が依頼した正規ディーラーで全く見解が違いますね。診断機に繋いだ記録なども全て確認出来るようなので、再度こちらでディーラーにて診断してみますから。」と対応要求。

結果   内容証明郵便の発送から約1週間後に販売店より連絡が入り、販売代金と同額にて当該車両を買い取る形で和解成立。数日後に車両引取り及び買取り代金の支払い(実質的には売買代金全額の返金)を受け解決。

クライアントからのメール(原文のまま)

お世話になっております。本日双方で和解、売買契約が成立致し、その場で現金で支払って頂きました。何から何まで相談に乗って頂きありがとうございました。

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