日時 2019年7月
場所 静岡県
事案 中古販売店との間で売買契約を締結。しかし納車直後に不具合発生。経緯は下記。
(1)3月末に納車、車両を店舗にて引取りのうえ帰宅の為に走行中に白煙発生。その後はアクセル踏み込んでも車体が動かない不具合が発生。
(2)保証期間内に当該車両を最寄りの正規ディーラーにて点検、当該車両のエンジン部分に不具合(オイル上がり、その他)が確認される。その他、納車時には「バッテリー新品交換済み」と説明を受けていたが、実際には別車種用の(エコカー用のバッテリーでない物)バッテリーが設置されており他の機関に悪影響を与える事実も発覚。同日、ディーラーから販売店へ同点検結果を連絡のうえ、修理見積もりを送付。
(3)その後、販売店からの連絡が一切ない為、5月中旬にクライアントより販売店へ連絡したところ、担当者(店長)より「「ディーラーさんから見積もりを貰った。本社に申請しているので2日から3日待ってください。」との回答を受けるも、その後も販売店より連絡なし。
(4)約1週間後にクライアントより販売店へ再度連絡、電話口担当者より「担当者がいないからわからない」との回答でとりあってもらえず、そこからさらに1週間後に再度電話したところ、その際も「担当者がいないからわからない」との回答であった為、クライアントより店長対応を要求、そうしたところ「今日中に本社に連絡して折り返す」との約束を取り付ける。
(5)翌日、販売店店長から連絡「ディーラー修理では高いので、民間の修理業者で直してくれないか?」との要望を受け、クライアントにて近隣の修理工場に当該車両を持ち込んだところ同修理工場の整備士の点検結果としては「エンジンのオイル上がりは当然だが、そもそもエンジンオイルも全く交換してないし、ミッションオイルも交換していない状態。この状態だと例えエンジンを交換してもミッションが直ぐに駄目になる」というものであった。
(6)即日、修理工場での点検結果を販売店店長に報告するも、同氏からは「中古車なので修理対応出来ない」などと理解不能な回答を受け、その後は一切当方からの連絡を受け付けてもらえず、結果的に当該車両のエンジン修理が行われないまま放置された状態となってた。
対応 本件はそもそも保証付きの契約であって、販売店が修理対応を拒否出来る理由は一切なく、また故意に対応を遅延させる行為も当然に認められない。その為、即刻内容証明郵便を送付し、「ディーラー修理における費用全額の負担」若しくは「契約の解除及び契約代金全額の返金」のいずれかを選択して回答するように要求。
結果 内容証明郵便が販売店に送達された後、販売店より回答書が届き、自社指定工場での無償修理対応を約束され、その後も適切に修理対応が完了された為に本件は解決。
クライアントからのメール(原文のまま)
●●です!
修理が昨日終わりまして、とりあえず異常はなく、大丈夫そうです!
●●です。
●ー●●ターの方と話し合いが出来ました。
湖西の民間での修理で、エンジン、バッテリーの交換をしてもらいます。エンジンの保証期間は、6ヶ月になりました。口約束では、心配だったので、メールにて内容を頂きました。来週の月曜に預けて、修理に入る予定です。