海外ぼったくり被害・48万円の不当クレジット決済の取り消し完了

場所 長野県
事案 中華人民共和国・上海・南京東路の路上をあるいていると、中国人女性2名に声をかけられ、そのままカラオケ店のような場所に連れて行かれた。その後、店の中に居た従業員8名ほどにさらに個室へ押し込まれ、解放を要求したところマフィア風の男性5名が登場し金銭を要求された為、強く支払を拒否。そうしたところ日本語が話せるスタッフが登場し「3万元をクレジットカードで払うまでは解放しない。ここは売春宿であり、このまま公安に行ったらお前も中国に1カ月以上留置されるぞ」などと脅され、さらに持っていたカバンを取り上げられ、財布など全て確認されクレジットカードも発見された。その後は、クレジットカードにて支払するよう脅迫を受けた為「身の安全を最優先して」暗証番号を入力、そしてクレジットカード明細にもサインを行う。その後、帰国が遅れると仕事に支障をきたすため、現地の警察や日本大使館には相談せず、帰国後すぐにカード会社へ連絡し決済の取消を求めるも、クレジットカード会社はサインがあることを理由に決済取消を断固拒否。さらに「加盟店も海外の為に情報開示が出来ない」などの対応。

対応  本件は明らかな違法行為であるが、「被害が海外であったこと」「被害の直後に警察に届け出をせずに帰国してしまったこと」などから非常に難しい案件であった。クレジットカード会社に対して継続的に情報開示要求(加盟店情報のみならず、同様被害の報告の有無など含め)、半年間もの間に何度も通知を送り、情報開示要求並びに不当なクレジットカード決済の取消要求。

結果 約半年間の協議の末、カード会社より最終回答があり「海外決済代行会社及びMasterから決済取消の連絡が来たので、本決済は取消とし、通常のカード利用が可能となります」とのことで、正式にクレジットカード決済が取消となり、約35万円もの不当決済金が全額返金となった。

クライアントからのメール(原文のまま)
梶山先生
●●です。おはようございます。
●●から手紙が来ていました。やっと明確に表現頂き、支払い取り消しを実感しております。ちょうど半年になりますが、先生のお陰でどうにか戦えたと思っております。途中やはり無理なのかなと思う所もあったのですが、先生にいろいろ指導してもらいやれたと思っております。私一人では到底無理でした。感謝のみです。私みたいなケースはまだまだ山ほどあると思いますが、そのような方の力になってやって下さい。先生に言われたように、今後海外に行く時など、本当に気を付けようと思います。教訓になりました。
手紙の写真を添付しておきます。
ずっとメールと電話でしたが、真摯に対応して頂き本当にありがとうございました。

海外ぼったくり被害・48万円の不当クレジット決済の取り消し完了」への2件のフィードバック

  1. むら●●●●●ひみ

    この件と同様のトラブルを抱えています。
    クレジット会社JCBには連絡して無効を訴えたのですが脅迫であっても当人が認識している決済は救済されないということで納得がいきません。
    被害額も38000元です。
    仕事のスケジュールが詰まっていて領事館や警察への被害届け出せていませんがどうにかできないでしょうか?
    自身の不用意さは理解しますが、これだけ前例がある中でなにも解決されないのはおかしいとおもいます。

    できることがありましたらお力添えいただけないでしょうか?

    返信

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