日時 平成26年12月
場所 埼玉県
事案 アダルトサイトを閲覧していたところ、突如「ご入会登録ありがとうございます」との画面となり、サイト運営業者に電話にて登録拒否を伝えるも金銭請求を受け、請求されるまま代金をクレジットカード決済にて支払ってしまった事案。
対応 サイトの作りを確認し、消費者の錯誤を誘発する内容(金額面の記載について確認困難な表示方法)であった為、サイト運営会社に対して民法上の「錯誤無効」による決済取消を理由して既払い金の返金を要求する内容証明送付を検討、しかしサイト運営業者がサイト上に掲載している住所に郵便が届かず、電子メールにて内容証明文書を付したメッセージを送信、それでもサイト運営会社が無視した為、今度は決済に使用したクレジットカード会社宛てに不当決済である旨を通知し決済取消を要求、同時に「サイト運営会社・決済代行業者」の情報を開示するように要求した。
結果 当初、クレジットカード会社も「弊社は関係ないので、決済代行業者(電話番号のみ)の情報を開示するから、そちらで交渉してください」とのことだったが、数日後に決済代行業者から電話連絡が入り、全額の決済取消処理が完了。
クライアントからのメール(原文のまま)
梶山先生 決済代行会社・なかださん、より電話で、『●●様の御意志によらない引き落としとの申し立てであるため、99800円の返金処理をいたします。3~10日の間で、業者に返金処理した旨の連絡をいたしますので、それまでお待ちください。』とのことでした。まだ喜んでいいのかわかりませんが、とりあえず、ありがとうございました。ご指導を感謝しております。●●