場所 錦糸町
日時 2021年4月
事案 2019年4月●日の未明、錦糸町での被害。経緯としては下記。
1、2021年4月●日の深夜、錦糸町駅周辺の飲食店にて飲食を終え退店。この時点で被害者は酩酊状態であった。
2、被害者が帰宅の為に駅に向かって歩いていたところ、路上でキャッチより声をかけられ「60分3000円のみ」との料金説明を受け、そのまま近隣の飲食店「店名・クラブ ●●ーメ●リー」に4月●●日の午前0時ごろ入店。入店時までは辛うじて意識があったものの、入店後は意識を失う。
3、次に被害者が意識を取り戻したのは、翌日の夕方に自宅であった。
4、4月●●日、クレジットカード会社からの利用確認メールが届き、内容を確認したところ4月●●日未明に被害者が意識を失っている間に著しく高額なカード利用が2回に亘って行われている事実、即ち本件不当決済被害が発覚。
5、4月●●日、クレジットカード利用明細を確認し本件不当決済被害が確定。翌日4月●●日にクレジットカード会社へ被害報告。
6、同時に管轄の警察署に被害相談。「同地域で全く同様の被害が多発している。被害届の正式受理については、まずクレジットカード会社より本件不当決済に関連するサイン伝票や注文伝票などの資料及び店舗の情報開示を受けてからとなるので早急に取り寄せるように。」とのアドバイスを受ける。しかし、その後もカード会社は暗証番号決済であることを理由に本件不当決済の取消を認めず請求を継続するとのことであった為、同様事案について経験豊富な当事務所へご相談。
対応 本件は典型的な被害のパターンである。よって、即刻クレジットカード会社へ内容証明郵便を送り、本件において不当決済と判断出来る箇所を指摘のうえ本件不当決済の取消対応を要求。同時に飲食時間や飲食内容が確認出来る注文伝票の開示を要求。その後、全く身に覚えの無いほど大量の注文が記載された注文伝票が開示され、被害者にてクレジットカード会社へ不当決済の取消要求を再度行うも、やはり暗証番号決済であることを理由に決済取消を拒否される。その為、今度は管轄警察署への被害届をアドバイス。当初、担当刑事さんは被害届の受理を断固拒否するも、強く対応を要求したところ「相談受付」となり、また同店での全く同様被害が他に存在するとの情報を提供してもらう。その後、管轄警察署での相談受付番号並びに同店での同様被害者の存在が確認出来ている事実をクレジットカード会社へ報告したところ、クレジットカード会社より補償申請の為の申請用紙が郵送され、同申請書に必要事項を記入のうえ返送。この時点で被害発生から約2カ月経過。
結果 クレジットカード会社への最初内容証明郵便を送付した約5ヵ月後、補償申請から約3カ月後、クレジットカード会社より被害者(クライアント)へ連絡が入り、本件不当決済について全額補償するとのこと。
クライアントからのメール(原文のまま)
梶山先生
お世話になっております。ご無沙汰しております。錦糸町のカード被害の件でご相談させていただいておりました●●です。6月初めにカード会社への「被害通知書」ならびに「被害ヒアリングシート」を提出し、被害金について保険の補償申請をしておりました。それから進展がございましたので、ご報告申し上げます。2021年9月●日 09: ●●不在着信あり・・12: ●●着信{約1分通話}(●●カードお客様相談センター)担当: ●●ジ氏より、内容としては、当方の申請が受理されて(カード被害額)『全額取消し』となった事。また、既に処理済みであるとの事。ついては、追加の書類やりとりや、追っての通達等はない旨を確認し、このたびはのトラブルについてのお詫びの言葉まで口頭で受けることが出来ました。なお、以前まで担当されていた「●●●●氏」は既に別部署に異動されており、今回対応いただいた方は物腰も柔らかく。気持ち良く応対いただくことが出来ました。ここ数ヶ月は不安ながらも「結果待ち」状態がが続く中疲弊しておりました。唯一の希望としては、当該被害について毎月カード会社からの『請求保留』が続いておりました。また、夏頃に本件トラブルのあった店舗「ニュー●●リー」が潰れて、店舗が無くなっているという知らせを近隣の友人から聞いておりましたので、一縷の望みを抱きながら過ごしておりました。被害にあった4月●●日から、足掛け5ヶ月に渡る長い闘いでしたが、先日無事に「(約45万円)全額取消し」による終了を勝ち取った事をご報告させていただきます。時節柄、直接お会いしすることは叶いませんでしたが、梶山先生からは、励ましや本トラブルへの心構え、各所への対応のすべてをご教示いただきました。本当にありがとうございました。重ねてお礼申し上げます。今後こういったトラブルに巻き込まれることのないよう注意しながら。また、周りの人が同様の被害に遭わないようアドバイスしていきたいと思います。今回、梶山先生のお力添えを受けて、改めて法律知識が身を助けると痛感いたしました。今後は自らに必要な法律の知見を深めながら生活していきたいと自省しております。末筆になりますが、今回ご報告が遅れましたこと申し訳ございません。今では梶山先生にご相談して本当に良かった!と、晴れ晴れとした心持ちで過ごせます。本当に、ほんとうにありがとうございました。これかも誰か困っている方にお力添えくださいますようお願い申し上げます。梶山先生の益々のご活躍、ご発展を祈念しております。
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