場所 大阪北新地
日時 2019年7月
事案 同様の被害(キャッチより声をかけられ入店、意識を失う、翌朝に意識を取り戻した後に複数店舗にて高額なクレジットカード利用被害が確認される)において典型的にパターン。経緯としては以下。
1、2019年7月13日の午前1時28分、大阪北新地付近のカラオケパブを退店、永楽町通りをタクシーを拾うため御堂筋まで歩いている途中にキャッチより声をかけられ、そのまま近隣の飲食店に入店。(店舗名は不明であるが、カード利用時間から「ア●ル」と推測できる)
2、入店後、最初の1杯に口を付けた直後に突如意識を失う。
3、次に意識を取り戻したのは、午前7時3分ごろに長堀橋駅付近の路上であった。
意識を取り戻した時点で目の前に、入店した店舗の女性従業員がおり「貴方は1円もお金を持っていない」などと言われるも、特に飲食代金の請求をすることもなく同女性従業員はその場を去る。
4、その場で財布の中を確認したところ、所持していた現金10万円が無くなっており、またクレジットカードの並びが通常と異なっていることが確認された為、即日各クレジットカード会社に昨晩の利用履歴を確認したところ、被害者(クライアント)が意識を失っている間の時間帯に4店舗(1ア●ル・2ひ●こ・3ダ●リン・4ミョン●●カルビ)及びタクシーにて3枚のクレジットカード利用合計金439,900円もの決済が行われていることが発覚。
5、即時クレジットカードに問い合わせを行うも、各カード会社からは「取引は問題なく決済されていて、先方への内容照会のみ行う」という回答のみ。
6、その後にクレジットカード会社よりサイン伝票が開示される。全く別人のサイン、しかも2枚のサイン伝票のサインがそれぞれ全く違うことが確認出来る。しかしクレジットカード会社は一切決済取消に応じずに高圧的な請求を続ける。
その為、同様事案について経験豊富な当事務所へご相談。
対応 その他の件と同様に即刻各クレジットカード会社へ内容証明郵便を送り、「サイン相違・各店舗での金額が暴利的・意識が無い状態で短時間に複数店舗(4店舗)を移動している」などを指摘、本件不当決済の取消を要求。同時進行で管轄警察署への被害を届け出るようアドバイス。尚、本件においては管轄警察署において最初の相談にてカード会社から開示された資料を提出したところ、即時「現金10万の窃盗・カード窃盗」にて正式に被害届けが受理となった。その為、警察の被害届け正式受理番号を各クレジットカード会社へ報告のうえ、再度本件不当決済の取消を強く要求。
結果、各クレジットカード会社へ内容証明郵便を送付した約1カ月後、各クレジットカード会社が全額決済取消を決定。既に引落済みの口座に当該クレジットカード会社より返金があり解決。
クライアントからのメール(原文のまま)
梶山先生、お世話になります●●です。本日16時3分●●●●カードから電話があり、先週金曜日の電話終了後、内部的に調整をした結果、以下に記載する今回対象店舗
1. ア●ル 2 ひ●こ 3. ダ●リン
については、保険対象とする事が決定した、との連絡が入りました。要因としては、●●●マスターはセブイレ、スタバ、ANA、高島屋、で使用するメリットと上記店舗以外での使用実績確認依頼を担当に話ををしており、飲食店での使った実績がないのに、2回も切っている、という事を言いました。●●●●マスターは、ダ●リン➡︎北区でタクシーに乗り下車が長堀橋にいたルートがおかしかった事が要因だと思います払い戻しは、10日から2週間かかるようです。タクシーについては、PINコードを入れたため、自費となります。
regards.
梶山先生
お世話になります●●です。
今週月曜日に、カード会社から保険適用の連絡を受け、10日から2週間かかるとの事でしたが、本日朝 払い戻しのメールが銀行からあり、確認したところ、40万2000円 入金されていることが確認でき、リードタイム僅か4日で、カード会社から返金して頂くことができました。これも、ひとえに梶山先生に相談してみてはと助言をしてくださった方と経験豊富な梶山先生が、カード会社に対し、攻めと今回の事案に対して、知識が無い小職へのアドバイスがあったからこそ勝ち取った、結果かと思っております。この度は大変お世話になり、ありがとうございました。
regards.