日時 2021年4月
場所 未開示
事案 小規模事業者様からのご相談。無停電電源装置リースについての契約トラブル。 本件は同様トラブルにおける典型的なパターン。以前よりリース契約していたビジネスフォンの満期が迫る中での勧誘。販売会社担当者より現在リース中のビジネスフォンについて「リース期間満了後も延々と保守点検費用が発生する」と説明を受け、さらに「しかし、新規で無停電電源装置をリース契約することで、それら毎月の保守点検費用が発生しないですむ」とのことであった為に新規リース契約を申込。しかし、その後に確認したところ、それらの説明が完全な虚偽説明であったことが発覚。尚、既に機器の設置工事は完了しリース会社からの確認連絡が入るも一旦ストップの状態で同様事案について経験豊富な当事務所にご相談。
対応 本件ではリース物件自体は設置済みであったが、リース会社からの確認の連絡に対して一旦停止の回答をしていた。よって、リース契約自体が成立しておらず、そもそも本件申込撤回理由は担当者の完全な虚偽説明によるものであり、それらの点を含め申込撤回及び原状回復工事要求を内容証明郵便にて通知。
結果 内容証明郵便が販売会社に送達した翌日、販売会社担当者が申込撤回に承諾のうえ原状回復工事を無償で実施、さらに本件について一切今後請求をしないことを約束し本件は無事に解決。
クライアントからのメール(原文のまま)
お世話になっております。●●●です。先日は迅速な対応ありがとうございました。親身に話を聞いてくれ的確な助言をいただき本当に感謝しております。ありがとうございました。本日10時頃に設置した時と同じ担当者が来て、機械を回収していきました。回収費も無し。特に書類等を渡されることも無く、回収だけして帰っていきました。昨日電話で担当の●●さんと話をしたのですが、まだリース会社へ承認を受けていない、契約自体がまだ成り立っていないので、今回の契約は無かったことにする。元々、電話機のリースでもご利用いただいていたので、穏便に済ませたい。といったことを言われました。追跡で確認したところ内容証明書も無事●●●●●●の方に届いたようです。ただ、メールで添付しました契約書の複写は結局受け取れておらず、●●●●●●の方で破棄されたかはわからないのですが大丈夫でしょうか?正直、どこがゴールなのか、何を持って今回の件が無事解決したのかを判断すればいいのかがわかりません…。