場所 東京都港区新橋
事案 最初から酩酊状態であり、ボッタクリ店に入店した記憶すら一切ない事案。
路上で寝ていたところ警察に保護され、警察署で意識を取り戻す。その際、クレジットカード含む財布・カバン一式を紛失している事に気づき、同警察署の指示に従い新橋駅前交番迄出向き、遺失届を出す。その後、紛失した鞄に入っていたクレジットカード3枚(クレジットカード会社は2社)が飲食店6店舗にて合計7件使用され、合計金1,027,100円もの決済が行われている事実が発覚。警察に「窃盗」での被害届に切り替えを依頼するが受け付けてもらえず、また、各クレジットカード会社においても「遺失届が朝方であり、貴方が店舗でカード利用していないという証拠にはならない」などと主張して決済取消に応じない。
対応 まず、警察に保護された後の時刻にクレジットカード利用の事実が確認出来ることを主張し、警察にて遺失届から「窃盗被害」に切り替えて正式に被害届を受理してもらう。その後、クレジットカード各社に対して内容証明郵便を送り、本件が第三者による不正利用であること、そして仮に本人が店舗に入店した事実があっても1名尚且つ泥酔状態で複数店舗を短時間に移動したうえで100万円以上の大量飲食を行うことなど不可能であることから本件が不当決済(ボッタクリ)であることを指摘、決済の取消を強く要求。
結果 当初クレジットカード会社のうち1社からは「被害金のうち8割クレジット会社負担、2割本人負担」との条件が提示されたが拒否。全額の決済取消を主張し続けたところ、同クレジットカード会社が決済分について全額取消に応じる旨の連絡。その他のクレジットカード会社については連絡待ち。
クライアントからのメール(原文のまま)
梶山先生、いつも大変お世話になっております。
●●です。
本日午後12時50分頃、●●●●●●担当からTELあり、正式に全額補償との結論聞けました!既に引き落としされた返金分に関する処理に関しては(47,920円)土曜日に再度TEL頂けるとの事でした。●●●の場合3:08AMに不正決算起こり、その時に当方店にいなかったことは確かだったものの、同じ店に最初に入ったかもしれないという事で20%支払い要求していたが、こちらが送った文書を社内で見直してこの結果になったという感じの話でした。(※明言してませんが、被害届が果たした役割大きい印象です、やはり・・)
本当にありがとうございます。
ちなみに●●●●●●●●●●は現状何の連絡もありません。