日時 平成30年12月
場所 ●●県
事案 個人事業主の方からの相談。「集客効果」を謳ったHP制作及び付随する「SEO対策」をリース契約の形で勧誘するケース。訪問時の業者営業マンの勧誘文句としては典型的なパターンであり「弊社が御社ホームページを制作、その後のSEO対策含む管理運営を行うことで集客、売上向上に大きく貢献する」「希望の検索キーワード(「●●●●」「●●市」などなど)で少なくともグーグルの1ページ目に表示させることが出来る」「『●●●●』のワードだけでなく『テイクアウト』『ランチ』だけでも上位表示できる」「今回はモニターとなって頂く形で、他より大幅に安くするので絶対に他言しないでください」といったもの。申込の同日に業者は何等かの商品を納品した形とするためタブレットを置いていった。(未使用)しかし、クライアント自身で色々と調べたところ、全く同様の勧誘にて契約するも全く集客に繋がらなず、高額なリース代金やクレジット代金のみ引落が継続しているという被害が全国的に多発している事実を確認し、同様事案を取り扱った経験がある当事務所へ相談。
対応 本件はリース会社からの確認に対して承諾の意思表示を行う前の段階であった為、即刻リース会社及び販売会社に対して内容証明郵便を送付、「リース契約の未成立」「申込撤回における違約金の支払い拒否」「機器の即時撤去」を通知。
結果 内容証明郵便が送達した数日後、販売店担当者が訪問のうえ納品の形をとっていた商品及び契約書面控えを回収、尚、リース会社へは事前に連絡のうえリース契約申込撤回の確認が取れていた為、本件は無条件解約成功となった。
クライアントからのメール(原文のまま)
お世話になります。先程、●●●●●が訪問して来て、タプレットの回収と契約書の回収に参りました。契約は解除するとの事でした。先生の迅速な対処のおかげで、契約解除に漕ぎ着く事が出来、大変感謝しております。ありがとうございました。