大手車買取業者とのトラブル・車両引渡し後に買取り業者から「買取した車両に重大な修復歴が発覚した」との理由で一方的に契約解除並びに買取代金支払い拒否された事案・その後買取契約書に沿った買取代金全額の支払いを受けることに成功

日時   2023年11月

場所   大阪

事案   大手車両買取り業者と買取り契約を締結、同日に買取車両の引取りが完了し、買取代金の支払いは後日との契約。尚、当該車両についてはクライアントが個人売買にて入手したものであり、クライアント所有期間中において事故歴や修復歴は間違いなく存在しないものの、それ以前の所有者による事故歴や修復歴等は不明であることを大手車買取業者担当者に対して明確に伝え、同担当者はそれら事実を踏まえた上で当該車両を査定、その結果「修復歴有」として買取金額を算出、そして本契約締結に至ったものであった。しかし、車両引取り後数日が経過した時点で大手車買取業者より連絡があり、「該車両が接合車である(いわゆるニコイチ車両)ことが発覚した為、契約書に沿って本契約は解除する。車両代金の支払いは当然行わない。無償であれば引き取っても良い。」との一方的な提案を受け、対応に困ったクライアントより当事務所へ相談。

対応   本件は事前にクライアントより大手車買取業者担当者に対して「クライアントが個人売買にて入手したものであり、クライアント所有期間中において事故歴や修復歴は間違いなく存在しないものの、それ以前の所有者による事故歴や修復歴等は不明である」といった内容を明確に伝え、同担当者はそれら事実を踏まえた上で当該車両を査定、その結果「修復歴有」として買取金額を算出、そして本契約締結に至ったものであった。以上の経緯からも、当該車両が実際に「接合車」であったか否かはクライアントにて確認出来るものではなく真偽は不明であるものの、いずれにせよ本件買取契約は専門業者の担当者が上記の事実を踏まえ入念に現車確認及び査定を実施、その後に「修復歴有」として買取代金を算出しており、その対応において何らか誤認、見落としがあったとして、一消費者であり適切に事前告知を行ったクライアントにおいて一切過失は存在せず、当然に買取契約書に記載の買取金額を期日までに全額支払うべきものである旨を正式な内容証明郵便にて大手車買取業者の本社に対して通告。

結果   内容証明を送付した約1週間後、大手買取業者よりクライアントへ連絡が入り、契約書に記載のとおりの買取代金(約200万円)全額の支払いを約束、その翌日にクライアント指定口座へ約束どおりの振込みが実施され本件は無事に終結。

クライアントからのメール(原文のまま)

お世話になっております。本日ビ●●モ●ターからの振り込み確認取れました。助けて頂いて本当にありがとうございました。

お世話になっております。ビ●●モ●ターが買い取り可能の旨を伝えてきました。明日には振り込まれるとの事です。大変お世話になりました。

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