日時 2024年9月中旬の深夜・未明
事案(被害発生からの経緯)
1、2024年9月●●日の午後●●時ごろ、東京都新橋駅周辺の飲食店(本件不当決済被害とは無関係)にて会食を終え退店。解散。
2、被害者が帰宅の為に新橋駅に向かって周辺の路上を歩いていたところ、アジア系女性キャッチより「5000円で飲み放題」との料金設定を約束する形で声をかけられ、強引に腕を引かれ近隣の飲食店「ル●」に入店。尚、入店時に「飲食代金の総額」として金5,000円を現金にて支払い。
3、入店後、被害者は店員より提供された水割りに口をつけた直後に突如として意識を失う。尚、被害者において通常水割り1杯で酩酊となることなどありえず、また入店時に明確に意識のある状態であったこと、後記する翌日の体調などから本件は薬物の混入が強く疑われる。
4、次に被害者が辛うじて意識を取り戻したのは翌朝早朝に帰宅した際あった。しかし酩酊状態でほぼ記憶が無い為、帰宅した後の状態を被害者が家族に確認したところ通常酔って帰宅した際と全く異なる状態であったとのこと。(起きた後も何を言っているか不明であり、同日の夜になってもフラフラとしている。)被害発生の2日後、被害者が明確に意識を取り戻した時点で自身の財布を確認したところ財布の中から「●●●カード」「現金」が紛失していることが確認され、さらに「鍵(束)」も紛失していることが確認された。直後、クレジットカード会社からの利用速報メールにて本件不当決済被害が発覚。●●●カード並びに●●●●カードへクレジットカード利用停止並びに再発行依頼。
5、本件不当決済被害発生地域を管轄する愛宕警察署にて被害相談。被害届は受理されず相談受付の対応のみ。
6、即時各クレジットカード会社へ管轄警察署での相談受付完了の旨を伝え本件不当決済被害についての補償要求を行うも各社とも補償対応拒否。
上記の経緯後、同様事案について経験豊富な当事務所へご相談。
対応 本件は同地域での被害として典型的なパターンであり、また本件被害が発生した店舗「レイ●ボー」「マー●フルへブン」「ル●」においては本件と全く同様の被害が著しい数発生していること、そして大手クレジットカード会社は同事実を把握していることも確認済み。まずは当職にてクレジットカード会社宛ての内容証明郵便を作成、本件被害詳細を通知するとともに各店舗情報や各店舗での飲食詳細や決済方法を確認出来る資料(注文伝票、決済伝票、その他)の開示を要求。同時に本件不当決済金についての補償対応(チャージバック申請、クレジットカード会社による補償、その他含め)を強く要求。
結果 クレジットカード会社へ内容証明郵便による補償要求を行ってから約10日後、被害発生クレジットカード会社2社のうち1社より被害者へ連絡が入り、本件不当決済金について全額補償とのこと、他1社はその後も調査継続中とのことで連絡待ち。
クライアントからのメール(原文のまま)
梶山行政書士事務所 梶山様
お世話になっております。●●●●です。ご連絡ありがとうございます。本日、●●●●●●カード(●●●●)に対して電話連絡を入れました。同社、不正アフターデスクご担当者(●●様)へ内容証明通知書の確認を行いました。記載内容の確認を経て、通知書の内容・所轄警察(愛宕書)への被害相談(登録番号あり)などの状況を踏まえてカード使用(暗証番号による決済)ではあるが、今回特例として記載されている2件の高額請求に対してのカード会社による補償を行うとの対応報告を受けました。その後、スマートフォンのアプリによる●●月●●日支払い金額(¥49●●●●円)からRAI●●BOW:¥22●●●●円/Mir●●ful Haven:¥21●●●●円を差し引いた支払い金額(¥58●●●円)に変更されていることを確認しました。取り急ぎのご報告となります。本当にありがとうございました。なお、●●●カード側については現在調査中とのため今後の進捗を経て改めてご連絡・ご相談をさせていただければ幸甚です。引き続きのご助力の程、何卒よろしくお願いいたします。
