場所 赤坂
日時 2023年12月21日の未明
事案 同様の被害としては典型的なケース。経緯としては以下。
1、2023年12月21日の午前0時すぎ、被害者が東京都港区赤坂の飲食店(本件不当決済とは無関係の店舗)での食事を終え退店。
2、被害者が帰宅の為の周辺の路上を歩いていたところキャッチに声をかけられたところまではおぼろげに記憶があるものの、前の飲食店にて飲酒し酩酊状態であったこともあり、その後は意識を失う。
3、次に被害者が意識を取り戻したのは、2023年12月21日の早朝に付近の路上を自宅に向かって歩いている時であった。意識を取り戻した際に財布を確認したところ、クレジットカード決済伝票などは見当たらないものの、所持していた現金7万円が無くなっており、何等かの飲食店に入店した場合でも現金にて会計したものと判断、そのまま帰宅。
4、後日12月28日、所持するクレジットカードの利用を確認したところ、2023年12月21日の未明(被害者が酩酊状態で意識を失っている間の時間帯)に全く入店の記憶なき店舗(「ガーネ●ト」)にて貴社発行クレジットカードが不正に使用され合計金462,000円もの全く身に覚えの無い高額決済が行われている事実が発覚。
5、さらに後日、「カリ●カリ●」なる店舗でも別のクレジットカードにて金831,000円もの全く身に覚えの無い高額決済が行われている事実が発覚。
6、即時、被害者は各クレジットカード会社へ被害報告。本件不当決済が行われた各加盟店への調査並びに情報開示そして本件不当決済被害についての補償対応を要求。しかしクレジットカード会社各社ともに「暗証番号決済」であることを理由に一切の補償を拒否。
対応 本件は典型的なクレジットカード一時窃盗被害を伴う不正使用被害と認識できる事案であった。その為、即時内容証明郵便によるクレジットカード会社への調査要求(各店舗情報、注文伝票・サイン伝票、その他資料の開示要求)及び補償適用を要求。後日、各クレジットカード会社より開示された資料を確認、整合性のとれない点を確認のうえ管轄警察署に被害届。尚、その時点で「カリ●カリ●」「ガーネ●ト」は既に閉店済みであることから管轄警察署にて被害届の受理に難色を示すが数回の被害相談の結果被害届が正式受理となる。その後、再度各クレジットカード会社へ補償を要求。
結果 被害発生から約3か月後、クレジットカード会社1社においては不当決済金額全額についての補償を決定。しかし、もう1社のクレジットカード会社においてはその後約8カ月に亘って不当決済についての補償を要求するも断固拒否の対応にて補償とはならず。
クライアントからのメール(原文のまま)
お世話になります。
ア●●●スからの回収は難しいと感じています。弁護士費用が膨らむだけなので、ここまでですね~。●●●●分だけでも回収できてよかったです。ありがとうございました。●●