場所 大阪市中央区東心斎橋
日時 2024年2月●●日の未明
事案 主に新宿「歌舞伎町」にて被害が頻発している、マッチングアプリを利用したケース。今回は大阪心斎橋にて被害発生。経緯としては以下。
1、被害者は大手マッチングアプリ「tinder」にて女性「りん(ぼったくり店舗と共謀)」とマッチング
2、マッチングアプリ内にて女性「りん(ぼったくり店舗と共謀)」とメッセージのやり取りをする中で「飲みに行こう」と誘われる。
3、2024年2月●●日23時30分ごろに大阪心斎橋駅5番出口で被害者は女性「りん(ぼったくり店舗と共謀)」と待ち合わせ。合流後に食事が終わると女性「りん(ぼったくり店舗と共謀)」は、「行きたい店がある」とのことで、そのまま女性「りん(ぼったくり店舗と共謀)」に案内されて、2月●●日午前0時50分ごろ「darts Bar ●」に入店。
4、入店後、被害者と女性「りん(ぼったくり店舗と共謀)」は店員に案内されて席に着き、被害者はビール1杯、女性「りん(ぼったくり店舗と共謀)」はカクテルを2杯~3杯ほど注文。しばらく飲食した時点で女性「りん(ぼったくり店舗と共謀)」が「ダーツ等のゲームで負けた方がクライナーを開ける」と言い出し、当方に無断で店員も参加させる形でダーツ開始。その後、毎回のダーツ勝敗ごとに「クライナー」なる小瓶のドリンクを注文及び開封。最終的にクライナーなるドリンクを34本注文した。
5、2時間ほど飲食した時点で会計を依頼したところ、なんと合計金186,000円(クレジットカード支払いの場合には金198,900円)もの高額請求を受け、その時に初めて女性「りん(ぼったくり店舗と共謀)」が大量に注文していた「クライナー」なるドリンクの単価が2,500円であることを知る。(尚、同じタイミングで店内に居た男女においても、被害者等と全く同様に女性が大量のクライナーを注文、会計時に高額請求を受け初めて男性がクライナーの単価を知った為、同飲食代の支払いを拒否し店員と揉めていた)
6、被害者が支払いを拒んでいると、女性「りん(ぼったくり店舗と共謀)」が「友達が彼氏と一緒に迎えに来ている。彼氏は怖い人で友達と位置情報共有しているから場所バレる。早く出ないと。お金はあとで払う。今は手持ちなくて通帳にも入れてない。お金は家で保管している。」とのことであった為、被害者にて立替える形でクレジットカード決済(本件不当決済)にて金198,900円を支払い。退店。
7、後日、女性「りん(ぼったくり店舗と共謀)」に対して当方立替金(本件不当決済金198,900円)の支払いを連絡するも一切音信不通となる。
7、被害者にて「警察」「近隣の弁護士事務所」「消費者センター」など様々な機関へ被害相談するも「このような件は難しい。諦めるしかない。」とのことで被害回復に向けたサポート対応をしてもらえず。
そこで、同様事案について経験豊富な当事務所へご相談。
対応 本件は以前より新宿歌舞伎町界隈で頻発する典型的な被害。ただし、本件が通常と異なる点は「クレジットカード決済」という点であった。通常は全て現金での支払いを要求される為、その後の回収が難しいケースが多いが、クレジットカード決済の場合にはクレジットカード会社を介して店舗情報や決済情報の開示要求が可能であり、そこから攻めることで被害回復の可能性があると判断。よって、まずは本件ぼったくり行為を行っているバー(サクラ女性と共謀関係にある店舗)に対してではなく、クレジットカード会社に対して本件被害の詳細を報告のうえ、本件不当決済金の補償対応は当然、その他に情報開示要求並びに悪質ぼったくり店舗への指導やカード利用制限などの適切な対応を
結果 クレジットカード会社への内容証明郵便を発送した約3か月後、突如クレジットカード会社より被害者に連絡が入り、「本件不当決済金全額が取消(キャンセル)処理された」とのことで本件は解決。
クライアントからのメール(原文のまま)
お世話になっております。●●です。昨日カード会社から連絡が来まして売り上げ全額キャンセルとなり今回の請求は無くなったとのことです。調査期間中頭の片隅に今回のことがあり内容も内容なだけに誰にも相談できず苦しい日々を過ごしていました。梶山さんに依頼して本当に良かったです。心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。