上野・湯島・ぼったくり被害(昏睡カード窃盗・不正カード決済)・「カサ●ランカ・金156,000円」「ブ●ヤン(B●●lliant)・金134,000円」なる2店舗にて1枚のクレジットカードを不正に使用された被害(2店舗合計金290,000円)・管轄警察署にて被害届なし・クレジットカード紛失なし・暗証番号決済(1店舗のみ確認・他1店舗は決済伝票の開示行われず不明)・クレジットカード会社を介した調査開始後、各店舗よりクレジットカード会社へ請求金全額の取消の手続きがとられ解決。

場所  上野・湯島

日時  2024年3月2日の未明

事案   同様の被害としては典型的なケース。経緯としては以下。

1、2024年3月2日の午前1時すぎ、被害者は東京都文京区湯島3丁目周辺の飲食店(本件不当決済とは無関係の店舗)にて会食を終え退店。

2、帰宅の為のタクシーを待っていたところ、路上に居たキャッチ(アジア系女性・自身は台湾出身とのこと)に捉まり「一杯2,000円で全て前払いだから大丈夫」とのことで、そのまま近隣の飲食店(ブ●ヤン(B●●lliant))に引きずり込まれる形で午前2時ごろ入店。

3、入店後、店員から勧められた何かしらのドリンクを数杯強引に口に運ばれた直後から突如として意識を失う。(※被害者は入店時点で明確に意識があり、また通常は何等かのアルコールドリンク数杯で酩酊となることなどありえず、そもそも提供されたドリンクに口をつけた直後に意識を失っていることからも何等か薬物混入の可能性が高いと考えられる。)

4、次に被害者が意識を取り戻したのは2024年3月2日の早朝に自宅に戻った際のタクシーの中であった。(会計の為に運転手に起こされる)昨晩入店した店で店員に何等かのドリンクを強引に飲まされた後に突如意識を失ったことを不審に感じ即時自身の財布を確認したところ、各種カードの収納状況が通常と異なる状態であったが紛失は確認されなかった。

5、3月9日、別件でクレジット利用金額を確認する為に利用明細を確認したところ、2024年3月2日の未明に当方が意識を失っている間の時間帯で●●カードが「カサ●ランカ」「ブ●ヤン(B●●lliant)」なる2店舗にて不正使用され合計金290,000円もの高額決済被害が確認され、本件不当決済被害が発覚。即時、クレジットカード会社へ被害報告。

6、翌日、キャッシュカードの利用履歴を確認したところ、2024年3月2日の未明に本件不当決済被害とは別にキャッシュカードを利用し近隣コンビニ設置のATMにて2回に亘って現金110,000円が引き出されそのうち金100,000円が奪われている被害も発覚。

7、即時管轄警察署へ被害相談。そうしたところ担当刑事より「この地域では同様被害の相談が多数あり、また本件被害発生店舗「カサ●ランカ」「ブ●ヤン(B●●lliant)」の相談は多数確認している。まずはクレジットカード会社から決済店舗情報(店名・住所・電話番号・担当者指名)並びに決済情報(注文伝票、決済伝票、その他)を取り寄せのうえ再度被害相談に来てください。尚、現時点では被害相談番号を出しておくので、クレジットカード会社に伝えてください。」とのことであった。(※本冨士警察署 刑事課 担当 ●●刑事  相談受理番号2024-1●●番) 

対応   本件はキャッチに声を掛けられた際に提示された料金体系やその他の細かな会話内容まで被害者は明確に記憶しており、即ち一切酩酊している状態でないにもかかわらず、その後は入店直後に何等かのドリンクを飲まされた直後に意識を失っている事案。あくまで推測となるご入店後にぼったくり店舗より提供されたドリンクへの薬物投与により被害者は入店直前の記憶まで奪われている可能性が予想できる。その他も同様被害の典型的なパターンである「意識の無い状態で複数店舗を移動している」「意識を取り戻した際に財布を確認したところ、現金紛失」「被害発生店舗の近隣コンビニ設置ATMにて高額な現金引出し(引き出した現金喪失)」「管轄警察署に同店での被害報告が複数入っている」などの事実から、典型的なクレジットカード窃盗被害を伴う不正使用被害と認識できる事案であった。その為、即時内容証明郵便にてクレジットカード会社への調査要求(各店舗情報、注文伝票・サイン伝票、その他資料の開示要求)及び補償適用を要求。

そうしたところ、2店舗中1店舗「ブ●ヤン(B●●lliant)」からは情報開示が行われ、同時に店舗よりカード会社を介して被害者へ「返金対応も可なので、一度電話で相談したい。」との要望があった。当然に反社(若しくは反社との繋がりがある者)の疑いもあるぼったくり店舗経営者と直接の面談は避けるべきであるが、被害者において「即時返金処理に繋がる可能性があるのであれば電話連絡のみであれば対応可能」とのことであったので、当職より電話連絡の際の注意点について以下の内容でアドバイス。

※ポイント※

最近、上野、湯島、での同様被害について、管轄の本富士警察署や上野警察署がやっと本格的に対応を開始しております。(被害届も数件受理されております)その情報はこの地域のぼったくり店舗関係者に即時広まっているので、「ブ●ヤン(B●●lliant)」としても被害届を出されないように慌てて返金対応する可能性もあるので、今のタイミングであれば電話にて交渉する価値はあるでしょう。尚、「ブ●ヤン(B●●lliant)」の関係者と電話する際には、以下の内容で強く主張しましょう。

※電話で「ブ●ヤン(B●●lliant)」担当者に伝える内容

「本件、事実関係は全て●●カードに通知したとおりです。よって、当方は2000円の飲食代金以外は絶対に支払いを認めない。尚、既に●●カードからの情報開示を受けているので、今後は即時管轄警察署に被害届を受理してもらい貴店への捜査を開始してもらう所存です。ご存じかと思いますが、同地域であまりにも本件と同様の被害が多く、現在は管轄警察署も同様被害者からの被害届を積極的に受理のうえ本格的に捜査を開始しておりますので、貴店においても覚悟してください。ただし、貴店が不当決済金134,000円の即時決済取消処理若しくは当方指定口座まで返金処理を明日までに実施するなら、被害届を出さずに本件を終結させることも承諾するつもりです。以上、どうするか考えて、今この電話で返事してください!!」

結果   ぼったくり店舗担当者へ電話にて返金対応を要求した5日後、クレジットカード会社より連絡が入り、本件ぼったくり店舗2店舗から本件不当決済について全額の取消処理が行われたとの報告が入り、本件は不当クレジット決済金全額の被害回復に成功。※近隣コンビニ設置ATMにて引出しのうえ奪われたと推測される現金については回収出来ず。

クライアントからのメール(原文のまま)

梶山先生

その後報告遅くなり申し訳ございません。先週金曜日にもう一店舗のカサ●ランカからも伝票が届いた、カサ●ランカはその後閉店しているようだという旨の電話が●●カード●●氏からありました。何と書いてあるのか●●氏に教えてほしいと言ったところ、折り返しの電話にて、ブ●ヤン(B●●lliant)とカサ●ランカの2店舗の支払いともキャンセルになっているのでもう支払いは不要です、こんなことは初めてですがとにかくよかったですねとのことでした。狐につままれた気分なので、カード支払明細をしばらく確認しますが、先生のご指摘のとおり、警察署の本格対応開始が影響しているかもしれません。何とか10万円超のコンビニATM引き落しの現金被害のみにとどまったようです。先生には何とお礼を申し上げればよいか、言葉もありません。ただただ感謝いたしております。諦めないで本当によかったです。重ね重ねありがとうございました。警察署にも結果を連絡しておきます。

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