場所 錦糸町
日時 2023年8月19日の未明
事案 同様の被害としては典型的なケース。経緯としては以下。
1、2023年8月19日の午前0時すぎ、被害者は東京都墨田区錦糸町駅周辺の飲食店(本件不当決済とは無関係の店舗)にて知人との会食を終え退店。解散。
2、被害者と知人が帰宅の為に周辺を歩いていたところキャッチに声をかけられ、そのまま2名で「クラブ エ●ジョイ」に入店。
3、既に前の店で酩酊状態であった為、「クラブ エ●ジョイ」入店直後から被害者並びに知人は意識を失う。
4、次に被害者が意識をとりもどしたのは、翌朝に帰宅途中の電車内であった。
5、被害者が意識を取り戻した際、本件不当決済3件のうち2件の高額カード決済の明細がポケットの中に残っており、即時クレジットカードの利用明細をウェブで確認したところ、被害者並びに知人が意識を失っている間に3回に亘って合計金551,800円もの高額決済が確認され本件不当決済被害が発覚。
6、即時クレジットカード会社へ被害報告。会員である被害者と該当加盟店の間で明確に紛議が発生している状態であることから、加盟店規約に基づきクレジットカード会社から該当加盟店への支払を即時停止するよう要求。同時に店舗並びに本件不当決済についての情報開示を要求。
7、管轄の警察署へ被害相談したところ、担当刑事より「同様の被害相談は非常に多い。即時クレジットカード会社へ店舗の情報並びに注文伝票・サイン伝票などの資料を開示してもらい、再度相談に来て欲しい」とのことであった。
8、その後、数回にわたって被害届の正式受理を管轄警察署へ要望するも受け入れられず、しかし被害発生から9か月後の時点で被害届が正式に受理となる。
対応 本件、当初クレジットカード会社は「暗証番号決済」であることを理由に一切の補償対応を拒否していた。しかし、事件発生から約9カ月後に管轄警察署にて被害届が正式に受理された後、即時クレジットカード会社へ同事実を報告、再度本件不当決済の補償を強く要求。
結果 被害発生から約10か月後、クレジットカード会社にて被害金に対して約8割の補償を提案され、クライアントにて同条件での和解に応じ本件は和解成立。
クライアントからのメール(原文のまま)
梶山様
お世話になっております。カード会社より結果報告がありました。詳細は下記のとおり
1回目
189,800→94,900 5割免責
2回目
162,000→32,400 8割免責
3回目
200,000→40,000 8割免責
総額:551,800 →167,300 の請求とする
理由
入店された事は間違いない。暗証番号による決済が確認されている。警察の被害届受理を確認済み。
上記の内容で了承下さいと電話がありましたが、妥当な結果でしょうか。一先ずは、保留としましたが、一週間後に改めて確認の電話があります。●●