日時 2024年5月中旬の深夜~未明
事案(被害発生からの経緯)
1、2024年5月●●日の午後20時ごろ、東京都新橋駅周辺での会食を終え飲食店(本件不当決済被害とは無関係)を退店。
2、退店後、被害者が知人にて周辺の路上を歩いていたところ、中国人女性キャッチより「1時間3000円だけ」との料金設定を約束する形で声をかけられ、近隣の飲食店「クラブ スイ●ン」なる店舗に入店。
3、入店後、店員より提供された水割りを2杯~3杯飲んだ時点で被害者と知人は突如として意識を失う。尚、被害者並びに知人において通常水割り1杯で酩酊となることなどありえず、また入店時に明確に意識のある状態であったことなどから、本件は薬物の混入が強く疑われる。
4、次に被害者が意識を取り戻したのは深夜1時ごろに全く身に覚えの無い店(店舗名不明)であった。(この時点で知人の姿は見当たらず被害者一人の状態)店員より「既に会計は完了している」とのことで、そのまま退店。帰宅。昨晩、キャッチに声をかけられ入店した店で店員に勧められた水割りを2杯~3杯飲んだ時点で3名がほぼ同時に突如意識を失ったこと(知人2名が意識を失ったタイミングは後日確認済み)を不審に感じ即時自身の財布を確認したところ、所持していた現金が全て紛失しており、その他、各種カードの収納状況が通常と異なる状態であった。
5、後日、被害当日に「クラブ スイ●ン」にて被害者と同時に意識を奪われた知人より連絡が入り、「全く身に覚えの無い店を含め、複数店舗で高額なクレジットカード決済被害が発生した」とのこと。それにより被害者も自身の所持する各クレジットカード利用の状況を継続的に確認していたところ、数日後に高額なクレジットカード決済を確認、詳細を確認したところ2024年5月●●日に被害者並びに知人が薬物により意識を奪われていた時間帯で、全く入店した覚えの無い「ライ●イ」なる店舗にて約40万円もの高額決済被害が確認され、本件不当決済被害が発覚。
6、即時クレジットカード会社へ被害報告。管轄警察署へ被害相談。同時にクレジットカード会社へ被害報告するも補償拒否。
上記の経緯後、同様事案について経験豊富な当事務所へご相談。
対応 本件は同地域での被害として典型的なパターンであり、また本件被害が発生した店舗「クラブ スイ●ン」「ライ●イ」においては以前より同様被害が多発、一部の大手クレジットカード会社においては既に「ライ●イ」なる店舗にて利用制限を掛けている状態であった。まずは当職にてクレジットカード会社宛ての内容証明郵便を作成、本件被害詳細を通知するとともに店舗情報や店舗での飲食詳細や決済方法を確認出来る資料(注文伝票、決済伝票、その他)の開示を要求。同時に本件不当決済金についての補償対応(チャージバック申請、クレジットカード会社による補償、その他含め)を強く要求。
結果 クレジットカード会社へ内容証明郵便による補償要求を行ってから約1か月後、クレジットカード会社より被害者へ連絡が入り、本件不当決済金について全額補償とのことで本件は無事に解決。店舗情報や決済情報の開示は無し。
クライアントからのメール(原文のまま)
梶山さん
お世話になっております。●●●です。仕事の都合で、●●●●●●カードへアクセス出来ていませんでした。すいません。程、10/● 11:●●●●●●●●側で補填される事になり、請求はありませんと連絡ありました。今後のやりとりも不要とのこと。今までご対応ありがとうございました。つきましては。梶山さんとの事後手続きを確認させて頂きたく。よろしくお願いします。iPhoneから送信
