「被害発生場所・台東区上野、文京区湯島」「被害発生店舗名・「カサ●ランカ」「ワンハ●ドレッドミリオン」」「被害詳細・昏睡に乗じたカード窃盗、不正カード利用、暗証番号入力決済、カード紛失無し、被害金額(不当決済被害金額)約60万円、その他の被害(セキュリティにより決済不可となった決済が1回(250万円)あり)」「警察による被害届受理状況・未受理(相談受付のみ)」「補償状況・1店舗は全額補償、残す1店舗は5割補償にてカード会社と和解」

日時  2024年3月初旬の未明

事案(被害発生からの経緯)

1、2024年3月初旬の深夜、被害者が台東区上野周辺の知合いの経営する飲食店(本件不当決済とは無関係の店舗)にて食事を終え退店。

2、帰宅の為に周辺の路上(上野仲町通り)を歩いていたところ、キャッチ(アジア系女性)より声をかけられたところまでは意識があるものの、その前の店での飲食により被害者は非常に酔っていた為、その後は意識を失う。当然の如くいずれかの店舗に入店した記憶はない。

3、次に被害者が意識を取り戻したのは翌朝の午前5時ごろ、周辺の路上で見ず知らずのアジア系女性複数人に腕をつかまれ歩いている際であった。それらアジア系女性複数名にどのような経緯で現在の状況となっているのかを確認したところ「酔っていたので手を貸している」とのこと。その後はアジア系女性数名のグループと別れ被害者は一人で上野駅に向かい、そのまま帰宅。

4、被害者が自宅に戻った後、昨晩、突如意識を失う直前にアジア系女性キャッチに声をかけられたこと、そして意識を取り戻した午前5時過ぎにもアジア系女性に腕をつかまれ周辺の路上を歩いていたことなど不審に感じ、即時自身の財布を確認したところ紛失物は確認できなかったが各種カードの収納状況が通常と異なる状態であった。念の為に各クレジットカード会社へ利用状況確認を行ったところ、昨晩に被害者が意識を失っている間の時間帯で1枚のクレジットカードが4回に亘って不正に使用され、そのうちセキュリティにより決済不可となった1回(250万円あり)を除く複数回の決済が有効となり約60万円もの高額決済が確認され、本件不当決済被害が発覚。

5、即時、クレジットカード会社へ被害報告。するも補償拒否。

上記の経緯後、同様事案について経験豊富な当事務所へご相談。

対応  本件は同地域での被害として典型的なパターンであり、また本件被害が発生した2店舗においては以前より同様被害が多発していたことも確認済み。まずは当職にてクレジットカード会社宛ての内容証明郵便を作成、本件被害詳細を通知するとともに各店舗情報や各店舗での飲食詳細や決済方法を確認出来る資料(注文伝票、決済伝票、その他)の開示を要求。同時に本件不当決済金についての補償対応(チャージバック申請、クレジットカード会社による補償、その他含め)を強く要求。

カード会社より店舗情報並びに本件不当決済に関連する資料(各店舗での注文伝票・決済伝票(暗証番号入力の事実が確認出来る決済伝票)が開示された後、改めて管轄警察署に被害届の受理を要望。(当事務所にて管轄警察署への被害相談時の対応、同様被害における被害届受理事例の提供など含め、被害届が受理されるようサポート)しかし、結果的に管轄警察署にて本件不当決済被害につての被害届は受理されず「相談受付」の対応となる。

クレジットカード会社へ管轄警察署による被害相談受付済みである事実を含め、複数回に亘って本件不当決済被害についての補償対応を要求。

結果  被害発生、そしてクレジットカード会社へ内容証明郵便による補償要求を行ってから約7か月後にクレジットカード会社が本件不当決済について一部補償に応じた為、被害者においても和解を受け入れ。

クライアントからのメール(原文のまま)

梶山様

お世話になります。●●です。首題の件、本日まで色々ご支援頂き誠に有難うございます。10/●●(●)に調査会社からようやく連絡がありました。内容は以下です。

<請求結論>

・カサ●ランカ  … 182,●●●円       →請求却下 0円

・ワンハ●ドレッド… 380,●●●円(2件合計) →利用者折半処理 190,●●●円請求

<上記所見概要>

ワンハ●ドレッド分は、どうしても弊方へ請求せざるを得ないが、今までの状況下、消費者(弊方)の保護としての企業支援として折半との回答。本件、NGであれば引き続き全額(380, ●●●円)請求を継続要求をせざるを得ない。→弊方としては、これ以上の発展は見込めないものと考え、上記申し入れでOKとの回答をしました。ここまで、梶山様のご支援を頂きながら対応させて頂き、誠に有難うございます。勿論、全額支払いをなくすことが最終目的と考えておりましたが、自己の過失は重大であることも認識しており、暗証番号入力での支払い回避は不可と言われている中、「562, ●●●円→190, ●●●円(約▲70%減)」まで減額できましたことは、感謝しかございません。これ以上の時間を費やすことも得策ではなく、先方の提示条件で処理させて頂くことと決心した次第です。 今後、この様な事案を発生させない様、自己管理に努めさせて頂きます。本来であれば、お伺いの上ご挨拶させて頂くべきところ、誠に勝手ながら、本メールにてご報告と最後のご挨拶とさせて頂きます。重ね重ね、これまでのご支援に感謝申し上げます。有難うございました。以上

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