場所 東京都
事案 本件は通常の風俗関連のボッタクリ被害とは少々異なる。クライアントが酩酊状態で渋谷駅周辺道玄坂の路上を歩いていたところ、キャッチから声を掛けられたところまでは記憶があるものの、その後は一切の記憶が無い事案。酩酊で意識を失った後、翌日ホテルの部屋で意識を取り戻した際に不安に感じて財布を確認したところ所持金30,000円が紛失しており、さらに昨晩のカード利用を確認したところ、意識の無い間に2回に亘って合計金156,000円ものカード決済が行われていることが発覚。クライアント自身にてクレジットカード会社及び決済代行業者へ被害報告のうえ決済取消を要求、一旦引落は停止となるもその後は3カ月近く進展なし。そうしているうちにクライアントの職場へ風俗店従業員より支払請求の電話連絡が入るようになり、同様被害について対応経験豊富な当事務所にご相談。
対応 本件はキャッチがどのような条件提示を行ったのか不明の事案であり、そもそも何等かサービスの提供を受けたか否かも一切不明の事案であった。しかし、酩酊で意識朦朧の状態の消費者をホテルへ引き込み、そこで客の酩酊に乗じる若しくは客が意識を失って売るの良いことに高額な代金をカード決済したことが容易に推測される事案であり、さらには風俗店よりクライアント勤務先に直接電話連絡による請求が行われている状況であった為、即刻風俗店(クレジットカード会社にて店名及び住所は開示済み)へ内容証明郵便を送付、「カード決済金156,000円並びに現金30,000円、合計金186,000円の返金(銀行振込にてクライアント口座へ直接返金)」並びに「今後の職場への不当な請求連絡の一切を禁止」という内容を強く通告。
結果 内容証明が風俗(マッサージ)店舗に届いた3日後、風俗店経営者よりクライアント指定口座に対して金186,000円全額の振込が確認され本件は無事に被害金回収に成功。
クライアントからのメール(原文のまま)
梶山様 お世話になっております、●●でございます。こちらこそ、この度は解決に向け多大なるご尽力を賜り大変ありがとうございました。