場所 東京都八王子
日時 2022年9月24日の未明
事案 同様の被害としては典型的なケース。経緯としては以下。
1、2022年9月24日の午前0時ごろ、八王子市内の飲食店(本件被害とは無関係の店舗)にて友人との会食を終え退店。
2、被害者が帰宅する為に周辺を歩いていたところ、路上でキャッチより声をかけられ、そのまま近隣の飲食店「大●の幼●園」へ友人と被害者の2名で入店。
3、入店後、最初の1杯を飲んだ時点で被害者は突如意識を失う。尚、同じタイミングで同席の友人は体調不良となり1人で先に退店とのこと。(後日確認済み)
4、被害者が次に意識を取り戻したのは9月24日の午前10時ごろ自宅であった。
5、9月25日、クレジットカード会社より「クレジットカード利用メール」が届き、そこで昨晩に「大●の幼●園」にて被害者が意識を失っている間に3回に亘って合計金789,900円もの高額決済が行われていることが確認され本件不当決済被害が発覚。
6、即時クレジットカード会社へ被害報告を行うも、一切の補償を拒否される。
上記の経緯後、同様事案について経験豊富な当事務所へご相談。
対応 本件の状況としては「入店後の最初のドリンクに口を付けた直後から突如意識を失う」「同席した友人も同じタイミングで体調不良となる」「約80万円もので飲食代金が意識の無い状態でカード決済されている」という事案であった。通常どおり内容証明郵便によるクレジットカード会社への調査要求(注文伝票・サイン伝票、その他資料の開示要求)及び補償適用要求。
結果 そうしたところ、店からの回答としては「2名での飲食代金であり、最後まで2名で楽しく飲食している防犯カメラ映像も残っている。よって、正当な請求である。」とのこと。しかし、当日同席の友人は間違いなく入店直後に一人で退店しており、「2名での飲食」との回答は明らかに虚偽の回答である。また、その後に管轄警察署に被害相談のうえ担当刑事が店舗に防犯カメラ映像の開示を要求(被害者以外の第三者の飲食の有無を確認する為)したところ、当該店舗の店内には防犯カメラが存在しないことが発覚し、「2名で楽しく飲食している防犯カメラ映像も残っている。」との回答も完全に虚偽の回答であることも確認された。その為、同事実をクレジットカード会社へ報告のうえ、本件不当決済の補償対応を要求し続けるも、クレジットカード会社からは「社内で検討する」との回答のみ、その後は約7カ月が経過した時点でクレジットカード会社より「3件の不当決済のうち1件分(約43%)のみ補償、それ以外は補償不可。この条件で承諾しない場合には全額請求となる。」との連絡を受け、クライアントにて検討のうえ同条件に承諾。本件は被害総額に対して半額にも満たない補償のみで終結となった。
クライアントからのメール(原文のまま)
梶山様
いつもお世話になります。こちらこそ長期にわたりサポートありがとうございました。結果は残念ですが、何度もくじけそうでしたが、梶山様のお力添えとフォロー大変心強くここまで頑張ることができました。何もしなければ全額でした。今後はカードの取り扱いには十分気をつけます。●●