作成者別アーカイブ: s-kajiyama

納車直後の不具合・修理は実施せず、破損部品代金を販売店が支払うことで和解

日時 平成30年11月

場所 神奈川県

事案  中古販売店との間で売買契約を締結、車両が納車。しかし納車4日後に不具合発覚、最寄りディーラーにて車両点検を行ったところ「サーモスタットハウジング、エンジン内部のバルブに損傷」「冷却水漏れからオーバーヒートが発生」「自走が完全に出来ない状況」などの不具合が発覚。修理費用見積もりは約73万円ほどであった。販売店に連絡するも、販売店は修理費用負担及び自社修理対応を拒否。

対応 即刻内容証明郵便を送付、納車時における点検が適正に行われていない事実及び瑕疵担保責任を主張のうえ、ディーラー修理費用全額の負担を要求。万が一にもディーラー修理費用全額の負担に応じない場合には、契約解除を通知。

結果  最終的に販売点にて当該車両の修理対応は行なわず、納車時に不具合が発覚した部品代を販売店からクライアントへ支払ことで和解成立。

クライアントからのメール(原文のまま)

梶山先生さま

和解条件はご助言いただいた三社間のやりとりから、●ー●●●(※修理工場)は現車を見ず見積もりをしていたので、即座に●●より修理依頼はしない意志を伝えました。つづいて、強気で㈱●●●●●●●●へ金銭請求とも考えましたが、壊れた部品代として100千円を要求いたしました。 梶山先生より「三社間の情報共有のご提案」のご助言があったから、優柔不断な私が即座に判断できたと思っております。 四ヶ月間に亘り度々のご相談に気持ちよご対応いただき、本当にありがとうございました。 自身が納得のいく解決ができたことに、併せて御礼を申し上げます。 梶山先生さまの今後のご活躍とご健勝をお祈り申し上げます。

2018年11月●●日     ●●●

海外(上海)マッサージ(風俗)ぼったくり被害・19900元(約33万円)の不当クレジットカード決済の全額取消に成功

日時 平成30年11月

被害地 上海

事案 上海でのボッタクリ事件としては典型的なパターン。経緯としては以下。
(1)平成30年11月14日の午後23時30時ごろ(現地時間)ごろ、上海の宿泊先ホテル周辺を同僚と一緒に歩いていたところ、日本語のできる中国人女性に声をかけられる。「マッサージどうですか?2人で300元だけ」と声を掛けられる。

(2)タクシーに乗せられ10分ほど走行し店舗(普通の住居用マンションの17階)へ到着。個室に案内される。

(3)平成30年11月15日の午前0時ごろに入店、マッサージ開始、約30分でマッサージ終了、店員から「部屋で待つように」と言われ、店員は部屋を出る。その後、一緒に入店した同僚も当方と同じ部屋に呼ばれる。2名で待機。

(4)その後、突如屈強な中国人男性4名が部屋になだれ込んできて、「一部始終撮影した。自分は公安とも日本のヤクザとも繋がりがある。持ち金を全て出せ」と脅迫を受け、クライアントと同僚で所持金500元を出すも「話にならん。一人4万元の会員になれ」と再度脅迫を受ける。

(5)クライアントと同僚で拒否すると、屈強な中国人より羽交い締めにされたうえ、殴る蹴るの暴行を受け、その間に別の中国人に所持品を全て没収及びチェックされ、パスポートや免許証の写真を撮られたうえ名刺を奪われ、そして「要求を呑まない場合は、会社や家族に違法行為を報告する」などと再度脅迫を受ける。

(6)既に暴行により憔悴していたクライアントと同僚は、命の危険を感じ支払に応じる意思を示す。ただし1人4万元は支払が不可能なほど高額であり、2人で2万元にして欲しいと懇願し、約1時間の監禁中交渉を続けた結果、2人で2万元の決済を行うことで解放を約束されクライアント所有のクレジットカードにて金1万9900元を決済。その後、パスポート及び免許証の写真はスマホから削除したいたようだが、奪われた名刺は返してもらえず、そのまま店先でタクシーに乗せられ解放された。
(7)現地違法集団から勤務先への連絡など恐れ、日本領事館や現地警察に被害相談すら出来ずに帰国。

対応  帰国後にまずに当事務所へご相談頂いた時点で、内容証明郵便にてあらためてクレジットカード会社に対して被害詳細を報告するとともに本件不当決済取消若しくは保険適用により被害金の保証を再度強く要求。また同時に現地違法加盟店の調査及び情報開示を要求。同時に、クライアントが現地にて受けた暴行による身体の痛みが引かないとのことでしたので、即時日本の病院にて診察を受け診断書を取得するようアドバイス。そしてクライアント所在地管轄の警察署(日本)への被害届を提出すべく当事務所にて資料提供含めアドバイスを行い、手続きを進める。

結果 相談先の警察署にて「被害相談受付」の処理となり、その旨を即時クレジットカード会社に報告のうえ、不当決済取消の手続きを再度要求するようにアドバイス。そうしたところクライアントからの報告を受けたクレジットカード会社と警察が連絡をとり、クライアントが行った被害相談内容を確認、その結果カード会社が即時本件不当カード決済全額の取消を決定

クライアントからのメール(原文のまま)

梶山様
お世話になっております。ご連絡遅くなり申し訳ありませんでした。本日大きな進展がありました。結論から申し上げますと、カード会社から、今回の請求処理を取り消すとい連絡がありました。経緯を申し上げますと、被害届を出しに行った事実をカード会社が確認をしたところ、刑事からは相談受付はすぐできるが、被害届受理は微妙と伝えたようだが、私の主張と申請内容に相違がなかったことを確認したということで、相談受付の番号が取得できれば取り消し可能ということになり、本日番号が発行され、請求処理の取り消しを約束して頂きました。カード会社的には、一旦紛失した状態で、カードの不正利用をされたということで処理をするようです。結果的にすんなり被害届受理というところまでいきませんでしたが、カード会社が相談受付で処理できるということで助かりました。梶山様には自分の不貞から出た事案にもかかわらず、迅速にご対応して頂き本当に感謝しております。ありがとうございました。12月10日が引き落とし日ですので、引き落としされないことを確認し今回の件はクローズとさせて頂きたいと思います。以上宜しくお願いいたします。●●●●から送信

電子ブレーカー・ビジネスリース契約の申込撤回に成功

日時 平成30年12月

場所 東京

事案 節電の為の電子ブレーカーシステムについての典型的な被害。小規模の金属加工業者様からのご相談。高齢の代表者が7年間もの長期に亘る電力削減機器のリース契約を申込。契約の直後に家族が契約に気がつき即時申込の取消を販売会社へ連絡するも「申込書に記載のとおり、リース物件設置工事前のキャンセルでも違約金が必要」とのことで高額な違約金を執拗に請求され、同様事案について経験豊富な当事務所にご相談。尚、リース物件は未設置、リース物件設置の為の電力会社への申請や適正検査も行われていない状況であった。

対応 本件ではリース物件自体が未設置であり、当然リース契約も成立していない状況であって、さらにリース物件設置の為の電力会社への申請や適正検査すら行われていない状況であったため、早急に内容証明郵便にて販売会社に対して申込撤回の書面を送り、今後における不当な金銭請求の即時停止を通告。

結果 内容証明発送後は販売会社からの請求は停止されたが、関連書類の返還は行なわれず連絡もない。ただし、内容証明郵便発送後数ヶ月が経過するも現在までに販売会社からの請求は行なわれない状態の為、本件は解決と判断。

クライアントからのメール(原文のまま)

梶山先生

お世話になっております。一応、電力工事につきましてはいろんな方のお力で何とか元に戻りそうです。もし、何が書類などが届いた際には厚かましくて、大変申し訳ございませんが宜しくお願い致します。今回の件では、梶山先生の力強いお言葉が本当に励みになりました。ありがとうございました。●●●●●

 

レンタカー代金・時効援用により時効成立

日時 平成30年12月

場所 福井県

事案 約2年ほど前に交通事故をきっかけに加害者側の保険会社より提供されたレンタカー代金について、2年後になり「不足代金」として約20万円ほどの請求を受け、当事務所にご相談頂いた事案

対応 当事務所にご相談頂いた時点でクライアント様へは「絶対にレンタカー会社からの電話が入っても安易に返済意思を示さないこと(※録音されている可能性あり)」をアドバスし、また本件は既にレンタカー代金の請求における時効期間は経過していた為、時効の援用を内容証明郵便にて通知し、クライアント様に支払義務が存在しないことを説明。

結果 その後、一定期間経過後もレンタカー会社からの請求は行なわれず、解決と考えられる。

クライアントからのメール(原文のまま)

お疲れ様です。今のところ何もアクションありません。気持ち的にも楽になりました…このまま黙ってくれればいいのですが…

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投資マンション売買契約の解除(クーリンフオフ)・手付金10万円全額返金に成功

日時 平成30年11月

場所 神奈川県

事案 投資用マンションの売買契約。該当にて声をかけられ、後日喫茶店に呼び出されたうえで投資用マンションの売買契約を申込、同時に手付金10万円を現金にて支払済み。本件はクーリングオフ対象の事案であったが、契約後は既にクーリングオフ期間が経過している事案であった。

対応 本件はクーリングオフ期間を経過している状況であったが、クライアントからのヒアリングにより法定書面の交付がおこなわれていないことが発覚、即時内容証明郵便によるクーリングオフ通知を送付のうえ、契約解除及び手付金全額の即時返金を要求した。

結果 内容証明郵便送達後、販売会社より一切の連絡もないままクライアントの指定口座へ手付金10万円全額が返金となり解決。

クライアントからのメール(原文のまま)

お世話なっております。●●です。ご連絡が遅くなり申し訳ありません。●●●●●●●●●●からの10万円の振込を確認しました。その後も特に向こうからの連絡はありません。遅くなりましたが、連絡させていただきます。