場所 横浜市西区南幸
事案 クライアントは最初から酩酊状態で付近の路上で意識を失っていた。当然、何等かの飲食店に入店した記憶すら一切ない事案。
酩酊状態で路上にて意識を失い、翌朝午前6時ごろに横浜市西区南幸の駐車場敷地内で意識を取り戻す。意識を取り戻した時点で財布を紛失(若しくは盗難被害)していることに気がつき、即時「横浜駅相鉄口交番」に紛失届を提出、その後にカード発行会社に電話連絡を入れカード利用停止を要求した際、クライアント様が意識を失っていた時間帯である午前2時30分に近隣の「ハーニーズ」なる飲食店で合計金34万9千円ものカード利用が行われていることが確認され。その為、クレジットカード会社へは第三者の不正利用を主張し決済取消を要求するも、「暗証番号入力の為に不正利用はありえない。よって決済は取消出来ない。」との対応。そこで、同様案件についての経験のある当事務所へ相談。
対応 まず、実際にカードが使用された店舗に対して電話連絡を入れ、利用の状況やカード使用者の特徴などを確認、その会話を全て録音するようアドバイス。そうしたところ、本件が第三者による不正利用と証明出来るいくつかの点が確認された。「カードを実際に利用した店舗がハーニーズではなく別の店舗であった。しかしその店舗の営業時間は23時半までであり、本件決済時間である午前2時半に営業していない」「利用者の特徴としては50代男性とのことであったが、クライアント様は30代であり、大幅な相違がある」「暗証番号入力ではなく、タブレットへのサインであった」
以上の事実をふまえ本件クレジットカード決済が第三者による不正カード利用であることを主張、同時にクレジットカード会社に対しては加盟店への調査及び調査結果についての情報開示要求を内容証明郵便にて通知。尚、同時進行で管轄地域の警察署に被害相談に行くが「カード会社からのサイン伝票など開示されたら再度相談にきて」との対応で被害届は受理されず。
結果 内容証明郵便発送の約1カ月後、カード会社担当者より電話が入り、本件を第三者による不正カード利用と認め、決済取消(全額保証)の対応を約束された。
クライアントからのメール(原文のまま)
お世話になってます。先ほどの件です。11月17日にカード会社●●●氏と電話で話しをした。全額保証するとのこと。
内容
1 iパットのサインがぐちゃぐちゃでなにを書いているかわからない。
2 最初は暗証番号決済と言っていたが、システム上の問題で実際はiパットサインであったが、当初はカード会社で確認できなかったので謝罪があった。
3 警察の方は被害届は受理してくれなかったが、iパットのサインが来たらもう一度相談には乗ってくれるとの話だった。
色々お世話になりました。ありがとうございます。
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