日時 平成30年12月
場所 千葉県
事案 中古販売店との間で売買契約を締結。「1ヵ月OR1000キロ保証」。その後の経緯としては下記。
(1)平成30年8月、車両売買契約を締結
(2)残金についてオートローン申込、頭金100,000円は平成30年9月初旬の納車時に支払済み
(3)平成30年9月初旬、貴社が納車整備を実施した当該車両が納車
(4)納車の約1カ月後、走行中に異音発生、突然エンジン警告灯点灯
(5)9月末の異音発生直後に近隣のガソリンスタンドにて点検のうえエンジンオイルを補充。ガソリンスタンドの担当者より「前回のオイル交換から日が経っていない為、オイルが減少している場合はエンジン内部に不具合がある可能性が高く、もしも今回と同様の事が起こるようなら即時購入した店舗に連絡するように」とアドバイスを受ける。
(5)その後、エンジンをかけて駐車していると10分程でマフラーの下の地面が真っ黒になり雨でも取れないほどの汚れが残った事で、排気と一緒にエンジンオイルが漏れていることが確認出来た為に販売店へ連絡。同症状を販売店へ報告したところ、担当者より「テスト走行?も実施しているのでエンジンの調子が悪いなど等、そんな事は無いはず。近ければ点検出来るが。。。。」と曖昧な回答。とりあえずしばらく様子みることとなる。
(6)平成30年11月下旬、「著しいエンジンの異音 エンジン警告灯点灯」が発生、近隣の大手自動車パーツ販売店にて点検の結果、エンジン部分の重大な不具合を指摘され、「即販売店に伝えるべき」とアドバイスを受ける。
(7)再度販売店へ不具合が再発した事実を報告(販売店が定休日の為にメール送信)、翌日に販売店へ大手自動車パーツ販売店での指示書をFAX送信。
その後12月初旬に「当該車両を点検の為に御社へ持ち込む」とメールで伝えるも販売店より一切返信が無いため、最寄りディーラーでの検査を決定。
(8)平成30年12月初旬、最寄りディーラーにて点検実施、「修理の場合にはエンジン交換を含めた対応が必要」であることが確認され、修理見積もりとしては金458,231円であった。尚、ディーラー点検の為の費用金10,260円についてはクライアントにて負担済み。
(9)平成30年12月初旬、販売店担当者より「弊社の対応として車の交換はしない、中古エンジンへの交換(保証3か月)、その際の修理代金10万円位になるが費用は購入者様(クライアント)負担が必要。販売から1ヵ月OR1000キロ保証だが、期間、走行距離とも保証対象外なので修理は有償」との回答を受ける。
対応 本件において最初の不具合が発生したのは納車後1ヵ月未満であり、その証明も十分に可能であった為、即刻内容証明郵便を送付し、保証適用を主張したうえディーラー修理費用全額(約45万円)及び既にクライアントが負担済みの典型費用(約1万円)の負担を要求。万が一にも修理費用負担要求に応じない場合には、同請求代金と同額についての支払請求訴訟を提訴することを通知。尚、回答期日は内容証明郵便送達後10日以内とした。
結果 内容証明郵便が販売店に送達された数日後に回答があり、クライアントが要求した条件「デイーラー修理費用及び点検費用全額の販売店負担」に承諾するという形で決着、その後に約束の代金がクライアント指定の口座へ振込されたことが確認され解決。
クライアントからのメール(原文のまま)
梶山先生
お世話になっております。先方から届いた手紙の中で合計金額が間違っていたこともあり、メールで訂正した金額と口座番号をお知らせし、その後、先生からいただいたアドバイス通り電話を入れました。メールに対して返信が無かったのですが、本日確認したところ全額振り込まれていることを確認できました。今後、何か気をつける点とかありましたらご教示ください。とりあえず、これで安心して新しい年を迎えられます。色々と疑心暗鬼になっていましたが、ネットで先生のところのHPを見つけ、同じような事例を読ませていただき、実際にお話しできて、一つ一つ冷静に対応する事ができました。一人でしたら、太刀打ちできなかったと思います。本当にありがとうございました。
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