場所 新橋
日時 2023年2月28日の午前1時~午前3時
事案 同様の被害としては典型的なケース。経緯としては以下。
1、2023年2月28日の午前1時ごろ、被害者は東京都港区新橋の飲食店(本件不当決済とは無関係の店舗)での食事を終え退店。
2、被害者が帰宅の為に周辺の路上を歩いていたところ、路上でアジア系女性キャッチに「1時間5,000円のみ」と声を掛けられ、そのまま近隣の飲食店に入店(「洋●(ヨ●コ)」若しくは「●崎(ヤマ●キ)」)、入店後に最初の1杯に口をつけてしばらくすると突如意識を失う。
3、次に被害者が意識を取り戻したのは2月28日の午前3時30分ごろ、「洋●(ヨ●コ)」若しくは「●崎(ヤマ●キ)」いずれかの店内であった。被害者は意識が朦朧とする状態でそのまま退店。帰宅。帰宅後、現金36,000円ほど紛失していることに気がつく。
4、2023年3月1日、被害者が自身のクレジットカード利用料金を確認したところ、2023年2月28日の未明に全く身に覚えのない高額なクレジットカード決済が複数確認され、本件不当決済被害が発覚。
5、即時クレジットカード会社へ被害報告。
6、同時に管轄警察署へ被害相談したところ、担当刑事より「同じ名前の店での同様の高額なクレジットカード決済被害の相談が多発している。通常は酩酊状態で被害者自身に意識が無いことが多い。いずれにせよ即時クレジットカード会社へ各店舗の情報並びに伝票などの資料を開示してもらい、同開示資料を持参して直接相談に来て欲しい」とのことであった。(愛宕警察署 刑事組織犯罪対策課 2023年2●●番)
上記の経緯後、同様事案について経験豊富な当事務所へご相談。
対応 本件の状況としては「不当決済が行われた2店舗のうち1店舗には入店の事実あり」「入店後に最初のドリンクに口を付けた直後、被害者は突如意識を失う」「クレジットカードの紛失なし」という事案であった。通常どおり内容証明郵便によるクレジットカード会社への調査要求(注文伝票・サイン伝票、その他資料の開示要求)及び補償適用要求。その後は再度警察へ被害届けの正式受理を強く要望。数回の被害相談の結果、管轄警察署にて「クレジットカード一時窃盗被害」として被害届が正式受理となる。その後、再度各クレジットカード会社へ被害届の正式受理事実を含め報告のうえ本件不当決済についての補償を要求。
結果 各クレジットカード会社へ補償要求の内容証明郵便を発送した後、各クレジットカード会社よりそれぞれ一部補償にて和解の提案があるも被害者にて引き続き全額補償を要求。その後被害発生から約5か月後に管轄警察署にて被害届が正式に受理となり、その旨を各クレジットカード会社へ報告のうえ再度全額補償を強く要求。そうしたところ、各クレジットカードより全額補償の回答があり本件は無事に解決。
クライアントからのメール(原文のまま)
梶山さま
お世話になっております。本日、ビ●ーカードの調査をする●Cカードから連絡がありまして、100%負担の免責となりました。ひとえに、ご尽力、アドバイスをいだいた結果だと感じております。誠にありがとうございます!
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