日時 2022年12月15日の午前1時~同日早朝
事案 同様の被害としては典型的なケース。経緯としては以下。
1、2022年12月15日の午前1時ごろ、東京都港区新橋の飲食店(本件不当決済とは無関係の店舗)にて被害者が同僚との会食を終え退店。被害者はこの時点で酩酊となり意識なし。(後日、同席の同僚によると、退店した後はすぐに解散、それぞれ帰宅したとのこと。)
2、翌朝、被害者が自宅で意識を取り戻した際、財布の現金3万円が紛失しており、また昨晩の記憶が無いことを不安に感じでカード利用履歴を確認するも、特に利用履歴は確認出来ず。
3、2022年12月19日、再度12月15日の未明のカード利用履歴を確認したところ、被害者が酩酊となり意識を失ってから翌朝自宅で意識を取り戻すまでの間に、「パブ ドリ●ム」「ハニ●2」「ダー●ン」なる全く身に覚えの無い3店舗にて合計金434,500円もの高額決済が確認され、本件不当決済被害が発覚。
4、即時管轄警察署へ被害相談するも被害届の受理は不可とのことであった。また、クレジットカード会社へ被害報告並びに情報開示を要求するも、補償対応不可との回答。
上記の経緯後、同様事案について経験豊富な当事務所へご相談。
対応 本件は同地域での被害として典型的なパターンであり、「何等か飲食店への入店事実すら未確認」という事案であった。通常どおり内容証明郵便によるクレジットカード会社への調査要求(注文伝票・サイン伝票、その他資料の開示要求)及び補償適用要求。そうしたところ、クレジットカード会社調査部より被害者へ連絡が入り「実際にクレジットカードは手元にあるようですが、一時紛失として警察での遺失届が受理されれば補償を検討する」とのことであった。その為に即時管轄警察署にて遺失届の受理を要望、遺失届が受理され、同事実をクレジットカード会社へ報告のうえクレジットカード会社指定の補償申請用紙を提出。
結果 クレジットカード会社へ補償申請を行ってから約9か月後、クレジットカード会社より被害者へ電話連絡が入り、本件不当決済金434,500円について全額補償とのことで本件は無事に解決。
クライアントからのメール(原文のまま)
梶山様
お世話になっております。だいぶ時間が経ってしまいましたが、昨年末にカードの不正使用でご相談させていただいておりました●●です。今年の初めにカード会社にカードの不正利用の調査の請求、不正利用された金額の補填の申請をしてからカード会社から調査結果や補填に関する審査の結果の連絡が全くなく、かなり時間が経っておりました。私から敢えてカード会社に督促するようなことはしてなかったのですが、本日カード会社から電話がありました。調査結果の報告等はなく、たんにカードの補填の審査が通ったので、支払は不要となりました との報告でした。これで、昨年度にぼったくり被害にあった件は一応、解決いたしました。その節はいろいろとサポートいただきありがとうございました。少し前ですが、新橋のぼったくり店が摘発されたニュースを見ました。私がぼったくられたお店も摘発されることを祈るばかりです。この度はありがとうございました。どうぞよろしくお願い致します。●●