「SNSと関連づけた集客システム」「顧客管理システム」「HP作成、その他」サービス一式についての契約(支払はクレジット)、システムの不具合発覚を理由に代金全額の返還に成功

日時 2020年5月

場所 ※※

事案  個人事業主の方からの相談。同様のご相談における典型的な勧誘文句にて勧誘を受ける。具体的には「ホームページからの申込・問い合わせを増やしたいとお考えですか?ホームページの問い合わせフォームから申し込みや問い合わせがないのは、入力事項が多すぎて、脱落する人がほとんどだからです。当社のシステムならグーグルやフェイスブック等のアカウントでログインできて入力の手間が省けるので予約数が上がります。ホットペッパーのようなシステムです。」といった内容。しかし、システム使用開始後において約1年間の間に同システムを介しての予約は0件。クライアントから販売業者へアクセスデータの提出や運用アドバイス等のサポートを依頼するも、販売業者より同解析資料の提出は行なわれず、さらには担当者から「具体的な運用サポートもしない」と回答を受ける。その後、システムを介した予約のみならず問い合わせすら1件もないことを疑問に感じ、クライアントにてシステム状況をチェックしたところ、なんと同システムを介して届くはずの顧客からのメールについて、販売業者担当者が設定したメールアドレスに不備があった為に届いていなかった事実が発覚。そこで同様事案について取り扱い実績の多い当事務所にご相談。

対応  本件は明らかな販売業者側のミスであり、システム導入から契約解除までの間に一切システムが正常に機能していなかった訳で、それらの間に販売業者がクライアントから引落した代金は不当利得となる。よって、その点を内容証明郵便にて通知のうえ、即時既払い金(引落金)全額の返金を要求。

結果   内容証明送付後、販売会社から内容証明郵便にて全額の返金に応じる内容の回答あり。その後は約束の期日に既払い金全額の振込返金が確認され解決。

クライアントからのメール(原文のまま)

梶山さま   おはようございます。本日、請求した97,800円全額が振り込まれていました。ありがとうございました。4月1日の時点では既に、中途解約(契約の1年間満了を待たずに今後の振替分をストップ)で合意していたにもかかわらず、口座への請求を止めてくれなかったり、私が先付け(5月末まで)の支払いに同意したという雑音だらけの録音データを提示されて、先方の手口にすっかり怖くなっていました。契約後だいぶ経っているので、初期費用程度は、勉強代として払わざるをえないかと覚悟していましたが、おかげさまで全額返金してもらえました。梶山先生に感謝するとともに、今後同様のビジネスに巻き込まれる方がいたら、こういう方法があることを伝えてあげたいです。この度は本当にありがとうございました。関東はまだコロナ収束までに時間がかかりそうですので、お気をつけてお過ごしください。

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