場所 大阪市北区
日時 2023年9月の被害
事案 同様の被害としては典型的なケース。経緯としては以下。
1、2023年9月●日の午前2時ごろ、被害者が大阪市北区の飲食店(本件不当決済とは無関係の店舗)にて会食を終え退店。店を出た後、路上でキャッチ(女性・台湾人)より声をかけられるも、被害者と同僚2名とキャッチの合計4名にて近隣の居酒屋(本件不当決済とは無関係の店舗)にて飲食。午前3時過ぎに退店。解散。
2、解散後、当方が一人になったタイミングで同キャッチより「近くに店があるから、このまま飲みに行こう」とのことで勧誘を受け、近隣(大阪市北区堂島●-●-3● ●●●●ビル)の店に「恋●」に入店。
3、入店後、出された酒に口を付けるも味が通常と異なるものであった。(薬物の混入が推測できる)その後、店員(キャッチと同一人物)より「飲食代金を先に会計して欲しい」とのことで要求され、飲食代金合計金として12,000円を支払う。しばらく飲食していると、突如酩酊状態となり意識を失う。
4、次に被害者が意識を取り戻した際、店員(キャッチと同一人物)より店の外に連れ出され、付近の路上で「ここで少し待ってて」とのことで同店員(キャッチと同一人物)はその場を離れ、そのまま戻らず。被害者は意識朦朧としたまま帰宅。
5、翌朝、被害者が自身の財布を確認したところ所持金40,000円が全て紛失しており、さらに所持していたクレジットカードの利用明細を確認したところ、昨晩被害者が意識を失っている間に「恋●」なる店舗で合計金11●,●●●円もの高額決済が行われていることが確認され、本件不当決済被害発覚。
6、クレジットカード会社へ被害報告。店舗への調査は約束するも補償自体は拒否の回答。
上記の経緯後、同様事案について経験豊富な当事務所へご相談。
対応 本件は典型的な昏睡に乗じたクレジットカード一時窃盗及び不正利用被害であり、まずはクレジットカード会社に対して本件不当決済に関する情報開示を要求する内容証明郵便を発送、同時に管轄警察署へ被害届の受理を要望。警察にて被害届は正式受理とはならなかったものの、担当刑事さんが問題のぼったくり店舗に対して任意で事情聴取を実施。
結果 内容証明郵便がクレジットカード会社に送達した数日後にクレジットカード会社より電話連絡が入った際、本件不当決済については店が取消処理を実施したことが確認され、本件は不当決済金全額の即時取消が完了。
クライアントからのメール(原文のまま)
梶山様
お世話になっております。 いましがたJ●Bセキュリティデスクから電話がありました。サイン伝票は届いたが、内容の確認明細などは返答がないとのことでした。結果残念ですが、お支払いいただくことになります、と言われました。 ということでいろいろ話をしているときに、ではいつまで支払いを止めていただけるのかと聞いたところ、それもできないと言われたので「実際、マイナス伝票が上がってるけどどうい言う意味か」と聞いたところ、「あっ、加盟店からの取り消しが入っていますね」と確認もせずのんきなことを言ってました。結果は支払わなくてもいいという事でした。なぜこんなにうまくいったのか謎ですが、J●B担当者もこのような事例はないですと言われました。結果オーライとなり安心しました。これをもって終了とさせていただきます。お世話になりました。警察にも結果は伝えておきます。
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