日時 2023年4月18日の未明
事案 同様の被害としては典型的なケース。経緯としては以下。
1、2023年4月18日の午前3時ごろ、東京都港区新橋駅周辺の路上で中国系の女性に「お一人様3000円のみ」との料金条件で声を掛けられ被害者が1名で近隣の飲食店「洋●」へ入店。店員に勧められた焼酎らしきものを一口飲んだ後昏睡状態となる。
2、次に意識を取り戻したのは翌朝に自宅であった。
3、後日、クレジットカード会社からの利用明細を確認したところ、被害者が2023年4月18日の午前3時以降酩酊となり意識を失ってから翌朝自宅で意識を取り戻すまでの間に「洋●」「レオ●ター」「やすら●の里」なる3店舗にて合計金587,900円もの高額決済が確認され、本件不当決済被害が発覚。
4、即時愛宕警察署へ被害相談(被害届は受理されず、相談受付のみ)。同時にクレジットカード会社へ被害報告並びに本件不当決済についての補償を要求するも、「暗証番号決済の為に補償対応不可」との回答。
5、被害者にて管轄警察署へあらためて正式に被害届を受理してもらうべく被害相談。被害発生から約3か月後に管轄警察署にて「クレジットカード一時窃盗」にて正式に被害届が受理。しかしその後もクレジットカード会社は補償に応じず。
上記の経緯後、同様事案について経験豊富な当事務所へご相談。
対応 本件は同地域での被害として典型的なパターンであり、「洋●なる店舗は最初に入店した記憶があるが、その後は意識を失っていることから残り2店舗へは入店の事実すら未確認」という事案であった。そして既に被害者にて管轄警察署にて被害届を正式受理してもらっており、またクレジットカード会社からも情報開示(3店舗での決済がすべて暗証番号決済)を受けている状況であった。その為、当職にてクレジットカード会社宛ての内容証明郵便を作成、クレジットカード会社より開示された情報(注文伝票)において明らかに整合性に欠ける内容が確認出来ること、さらに警察にて正式に被害届が受理されている事実、そして本件不当決済についての全額補償を要求。
結果 クレジットカード会社へ内容証明郵便による補償要求を行ってから約2か月後、クレジットカード会社より被害者へ電話連絡が入り、本件不当決済金587,900円について全額補償とのことで本件は無事に解決。
クライアントからのメール(原文のまま)
梶山様
お世話になっております。本日イ●ンクレジットカードから、電話ありまして今回のクレジットカード不正利用の件、全額補償での対応とのご連絡頂きました。書類が届くまでに1.2ヶ月かかるそうですが梶山様にはここまで心強い言葉や対応頂き誠にありがとうございます!書類届きましたら、改めてご連絡致しますので宜しくお願い致します。
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