場所 蒲田
日時 2023年3月16日の未明から早朝
事案 同様の被害としては多少通常と異なるケース。経緯としては以下。
1、2023年3月15日の午後23時50分ごろ、被害者は帰宅の為に蒲田駅で下車。
2、この時点で被害者は酩酊状態であった為に蒲田駅で下車後に意識を失う。当然、いずれかの飲食店に入店した記憶は一切なし。
3、次に被害者が意識を取り戻したのは3月16日の早朝に全く身に覚えのないマッサージ店にて会計を要求されている際であった。マッサージ店の店員が被害者の財布を手に持ち中身を探していたところは記憶しているが、その後は再度意識を失う。午前6時ごろに自宅へ帰宅(帰宅時刻は家族に確認済み)
4、被害者が自宅で意識を取り戻した際、財布の現金が全て紛失していたこと、そして昨晩の蒲田駅下車後から早朝のマッサージ店までの記憶が一切ないことを不安に感じ、所持するクレジットカード会社各社へ連絡したところ、2店舗合計で金295,100円のクレジットカード利用が確認され本件不当決済被害が発覚。※決済不可となった決済が4件(合計金190,000円)存在し、同4件分の合計金額を含めると総合計は金485,100円にもなることも確認された。さらに決済店舗を調査すると2店舗のうち高額な決済が行われた1店舗は通常の中華料理店であり、さらに決済時刻は閉店時間を大幅に超えた時刻であることも確認された。
5、クレジットカード会社へ被害報告するも、「被害発生時に意識が無く、被害状況を覚えていないなら何も対応できない。」との回答で補償を拒否される。
対応 本件は「酩酊で意識を失い、入店の事実すら不明」「2店舗での被害」「1店舗は通常の中華料理屋であり、さらに閉店時刻を大幅に経過した時刻に高額なクレジットカード決済」「クレジットカードの紛失なし」という事案であった。通常の内容証明郵便によるクレジットカード会社へ事実関係を報告のうえ調査要求(各店舗情報、注文伝票・サイン伝票、その他資料の開示要求)及び補償適用要求。その後は警察へ被害届けの正式受理を強く要望。一連の事情を鑑みて管轄警察署にて「クレジットカード一時盗難」被害として被害届の正式受理。その後は同事実をクレジットカード会社へ報告のうえ、再度本件不当決済の補償を要求。
結果 内容証明郵便をクレジットカード会社へ発送してから約10日後、クレジットカード会社よりクライアントへ電話連絡が入り、「クレジットカード会社にて2軒中1軒(「百●園・258,100円」)を補償、残り1軒「●・37,000円」は補償なし」との条件での和解を提案され、クライアントにて同条件での和解に承諾。
クライアントからのメール(原文のまま)
お世話になります。昨日、私の仕事中にカード会社担当者から夫の電話に連絡があったようです。『●』の37,000円以外の『百●園(258,100円)』の支払いを停止する、とのことでした。『●』と『百●園』の因果関係が不明のため、とのことですが、『●』ではサービスを受けた可能性が高いので、私も夫も納得しています。Web明細で確認したら、すでに百●園の利用明細は削除されていました。
カード会社担当者(三●●友カード ●●さん)はとても冷たく、感じが悪い対応だったようです。「奥さんに隠してることがあるんじゃないですか?」と失礼なことを言われたらしいです。夫は普段は強気な人ですが、今回の件で自分自身にショックを受けて意気消沈しており、カード会社担当者に言い返す気力も無かったようです。禁酒すると言っております。梶山先生には本当にお世話になり大変感謝しております。私と夫では何もできなかったので助かりました。大変心強かったです。また何かありましたらご相談させてください。ありがとうございました。
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