作成者別アーカイブ: s-kajiyama

成功事例・買取り契約トラブル・業者からの減額要求拒否・契約書とおりの買取り代金の支払い

日時 平成29年1月

場所 福岡県

事案 大手車両買取り業者と買取り契約(買取り代金40万円)を締結、同日に車両引渡し完了。翌日、買取り業者より電話連絡が入り「事故車であることが発覚した為に減額になります。どうしても嫌なら持ち帰ってもらうことになります。相場でいうと買取り金額は10から20万円位になります」と一方的に減額要求を受ける。しかしながら、売主(クライアント様)は査定の際に買取り業者担当者に対して「6、7年前に事故でぶつけて修理に出しました」と明確に説明し同担当者も修復箇所を確認のうえ40万円の買取り金額を提示した事実、その他契約書面作成時、事故暦の有無の記入について担当者より「無に丸をしてください」との指示を受け、書面上あたかも売主が詐称を行ったかの如く工面されていた事実が存在した。

対応 内容証明郵便にて買取店の本社に対して通知を送り、上記の事実関係及び売主(クライアント様)側に不備が無いことを主張した契約書とおりの買取り金額の即時支払を要求。

結果 内容証明を送付の3日後、買取り業者より契約書面とおり40万円の振込が確認された。

クライアントからのメール(原文のまま)
こんにちは。
本日、ゆうちょ銀行に確認に行ったところ1/5付で入金されていることに気づきました。昨日、一度●●●モーターからの着信がありましたが電話に出れませんでした。
今後の対応はどうしたらよいでしょうか?

複合機(FAX)リース契約の無条件解約

日時 平成29年1月
場所 千葉県

事案 法人様からの相談。訪問による勧誘を受けた際、クライアント様から業者担当者へ「新品は高いから中古で良い。中古のFAXでリース出来るの?」と確認したところ「大丈夫です。中古でリース致します。」との回答を受けた為に申込書にサイン。しかし、やはり金額が高額であった為に申込の翌日にキャンセルを申し出たところ、契約書に記載された「違約金」として十数万の請求をうけ、当事務所へ相談となった事案。

対応 本件ではリース機器は未設置であったが、 それ以前に中古商品については「売買」「レンタル」であれば通常の取引として存在するが、中古品を「リース」契約として契約するケースはほぼ皆無であって、当然にリース会社も中古品についてのリース審査は通さない。よって、実質的に中古品をリース契約することはほぼ不可能であり、その点を主張しつつ現時点でリース契約が有効に成立していない事実を含め、本件申込キャンセルによる違約金の支払いを断固拒否する内容証明を即日送付。

結果 内容証明郵便送付の数日後に業者から契約書面一式が返送となり、無条件解約成功。

クライアントからのメール(原文のまま)
報告遅くなり申し訳ありません
1/27 17:00頃
レターパック着、契約書類一式返却されました。
契約解除の件了解されたものと思います。
ご尽力ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。

赤坂・ボッタクリ被害・保険適用により不当クレジット決済9割の免除・警察被害届受理なし

場所 東京都 港区赤坂
日時 平成29年1月

事案 深夜に赤坂の路上を歩いていたところアジア人女性キャッチに声をかけられ、「1時間5000円だけ」とのことでそのまま飲食店へ連れて行かれる。入店直後に酩酊状態となり意識を失い、退店後の帰路にて意識を取り戻す。当然にクレジット決済の記憶なし。
翌日、不安に感じてクレジットカード利用履歴をカード会社のウェブ上にて確認したところ、なんと4店舗に亘ってクレジットカードにて合計金372,000円もの決済が行われていることが確認される。当然、複数のクレジットカード明細なども渡されていない。

対応  本件は典型的なパターン(酔状態の客を路上から店に引き込み、その後において無断で客の現金を奪う若しくはクレジットカードを抜き取り異なる名義のカードリーダーに通し決済する)のボッタクリ・昏睡カード窃盗事件である為、まずクレジットカード会社へ内容証明郵便を送り、不当決済した店舗情報開示及びアクワイヤーへ決済取消を要求するように指示。同時にクレジットカード会社へ不当決済取消を要求。

結果 カード会社より「調査する・調査中は引き落としを停止する・約20日ほどかかる」との連絡後、約1カ月後に連絡を受け、暗証番号入力方式の1回目の決済は半額保険適用、それ以降のサイン決済3軒は9割免除の提案が行われ、クライアントがその条件に承諾して和解。約9割の決済取消となり解決。

クライアントからのメール(原文のまま)
平成29年1月26日 14:00頃 ※※※※セ※ン ※※さんより連絡ありました。
1、初めの48000円に関しては、暗証番号使用の為、半額の24000円。
2、次の88000円、144000円、92000円に関しては、合計の一割で、32400円
3、24000円+32400円=56400円で決まりました。
良いアドバイスを、有り難うございました。今後もよろしくお願いします。

競馬予想自動購入システムMA●U●US(マ●●ス)・契約代金99万9千円の回収に成功

日時 平成29年1月

場所 東京都

事案 「競馬レース結果を予想するソフト」を高額で購入してしまったトラブル。以前より同様事例は多数存在するが、昨今はSNSにて集客をしている業者が多い。本件についても、SNSにて知り合った人物と実際に会い(この時点でソフトの販売目的は一切知らされず)、そこで「紹介したい人がいる、すごい人がいるから紹介したい」などと言われ、「上司」「先輩」「友達」などの人物が現れ、本件競馬レース結果予想ソフトの勧誘を開始するという流れ。その勧誘において居酒屋で長時間拘束のうえ「過去の膨大なデータを蓄積したプログラムが自動的に勝ち馬情報を選出する。貴方がやる事はプログラムが選出した情報に沿って馬券を購入するだけ。」「たまに外れる事もあるが、殆どは的中するのでこれを繰り返せば莫大な財産を築ける。」「これはギャンブルではなく投資。」「現金が無ければキャッシングすれば良い。借りた分はすぐに返せるし、それ以上の利益になる。」などと執拗に説明を続け、同説明内容により収益が必ず得られると信じたクライアント様は金融業者からキャッシングのうえ本件ソフト代金を業者指定口座へ振込してしまった。

対応  まず最初に本件は販売目的を隠ぺいしたうえ消費者を呼び出している時点で違反であるが、本件は特定商取引法に定める「訪問販売」と判断出来クーリングオフが可能となると判断出来た。尚、ご相談を受けた時点で契約から3日目であった為、まずはシンプルにクーリングオフを主張して返金を要求するものであるが、悪質な業者はクーリングオフによる返金要求を無視するケースも多く、当事務所では即日内容証明郵便にて本件一連の勧誘行為における違法部分(特定商取引法第6条(禁止行為)違反・消費者契約法第3条(事業者の努力義務)違反・同法第4条1項2号(断定的判断の提供)違反・同法第4条3項2号(退去妨害)違反)を記載のうえ、即時返金に応じない場合には行政処分を要求するとともに、同様被害者を募ったうえ返金請求する旨を通告。

結果  販売業者担当者よりクライアント様に連絡が入るも、書面以外の連絡には対応拒否をアドバイス。そうしたところ、内容証明発送から約10日後、本契約代金99万9千円全額がクライアント様口座へ返金となり解決

クライアントからのメール(原文のまま)
こんばんは、なにも連絡なかったのですがお金返ってきてました。
ありがとうございました。
内容証明に書いてある期間が過ぎても連絡が来なかったんで自力で借金を返すしかないって思っていたら、不意にみずほの残高照会しようと思いやってみたらお金が返ってきてました。

競馬レース情報詐欺 ・契約代金129万7千円全額の回収に成功

日時 平成29年2月

場所 東京都

事案 典型的な「競馬レース情報提供詐欺」のケース。SNSにて「高確率で的中可能な競馬レース情報を提供している」と謳う会社にネット上で登録、その後に相手業者の代表者と名乗る者より電話連絡が入り「誰が試しても失敗することがあり得ない、確実に25万円以上を稼ぐ方法です」との説明があり、さらには別の担当者より「6日以内に25万円以上、1ヶ月後に100万円以上、1年で1,000万円以上の利益が確定することをお約束致します」等の説明をとともに各種情報が提供されるプラン「スピードリッチPROJECT」「SUCCESS PROJECT」「FINAL PROJECT」等の勧誘を受け、その度に「獲得保障金額が増額したので情報代金を追加して頂く」等の請求から金銭を支払い、またそれら金銭を工面出来ない際には担当が立替を申し出、後にそれが会社の規約違反であると責め立てられ、支払いを強要されるなどし、結果的に数回に亘って合計金1,297,000円の支払いに至るも、その後は現在までに様々な理由をつけレースへの参加は実施されず、あらに追加金支払いのみを継続的に要求されている状況であった為、当事務所に相談。

対応  本件が典型的な詐欺であることは容易に判断出来るが、業者が虚偽の所在地を公表している可能性もある為、クライアントに対しては騙されたフリをして相手業者との会話(間違いない、必ず高額配当」などの発言)を全て録音するように指示、それらの発言が録音出来た時点で内容証明郵便を相手業者に発送。しかし相手業者の住所が虚偽の為に内容証明は届かずに返送となった。その為、即時最寄り警察に被害相談に伺い被害届の正式受理手続きをすすめつつ、クライアントには継続して騙されたフリを指示のうえ相手業者の指示する銀行口座を聞き出してもらい、それを担当刑事に伝え随時凍結を依頼。それらの凍結が数回行われた後、相手業者に「全て録音しているし、既に警察に被害届を受理してもらう手続きを進めている。本日中に返金をしなければ例え今後において返金があっても被害届は取下げしないので覚悟するように。」と警告。
その後に一度相手業者より50万円が振り込まれ、和解書を交わしたうえで残金は分割返済の希望を伝えられる。
しかし、クライアントは再度その申出を拒否。以下の内容をメールで通告した。
「貴社からのメールを拝見致しました。まず、今回の貴社からの一部返金は、今後に貴社が警察より逮捕された際に「返金の意思はある、和解している」と主張し詐欺事件としての起訴を免れる為の行為であることは容易に判断出来、当方としてはこの度の金50万円での返金では一切和解の意思などございませんし、現在までの貴社対応に憤慨しておりますので、例え後日に全額の返金があった場合でも被害届は提出させて頂きます。尚、担当刑事さんとの日程調整のうえ、本日の夕方に被害届正式受理の為の手続きに伺う予定ですので、もしも本日15時までに貴社からの残金79万7千円の振込が確認出来た場合には、被害届提出を停止することもやぶさかではございません。以上、本メールへの返信は頂く必要はございませんので、返金の有無で貴社の考えをお示しください。」

結果  相手業者より、追加で79万7千円が振り込まれ、被害金全額の回収に成功

クライアントからのメール(原文のまま)
梶山様
ご報告いたします
本日、残金797000円の振り込みがありました
昨日の夜、代表取締役社長の名前でメールがあり
被害届を出さないこと、担当警察官に和解をしたことを伝えること、和解書に署名・捺印することを条件に全額振り込むという連絡があり、確かに今日入金されていました
無事、全額返ってきました

梶山様には本当に色々相談にのっていただき、感謝しております
半ばあきらめていましたが、梶山様に「諦めないで頑張りましょう」と勇気づけられ
頑張ることができました
本当にありがとうございます

2/15に息子の大学の合格発表があり、すぐに入学金等の支払いがあります
それに間に合うことができ、本当に助かりました

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