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ぼったくり被害の成功事例・お知らせ・ニュース

赤坂・ぼったくり被害(被害金約90万)、クレジットカード会社保険適用により6割免除にて和解※警察被害届受理なし(被害相談受付)

場所 赤坂

日時 2019年7月26日の深夜から翌日27日未明にかけて

事案 同様被害としては典型的なパターン。経緯としては以下のとおり。

1、午前0時ごろ、被害者は知人との会食を終え本件とは無関係の飲食店を退店。

2、被害者と知人と2名で赤坂駅周辺を歩いていたところ、キャッチより声を掛けられ、そのまま近隣の飲食店に2名で入店。(店舗名は不明)

3、被害者及び知人ともに入店した時点までは明確に意識があったものの、入店後に最初のドリンクを飲んでしばらくした時点で被害者は意識を失う。同席の知人に後日確認したところ、知人においても全く同様に最初のドリンクを飲んだところまでは意識があったものの、その後は突如意識を失っていたことがは発覚。

4、翌朝の午前6時すぎ、被害者は自宅にて意識を取り戻す。

5、被害者が意識を取り戻した際、財布の中の現金3万円が紛失しており、また財布の中のクレジットカード位置が通常と異なっていた為、不安に思いクレジットカード利用履歴をウェブ明細にて確認したが、利用データは確認出来ず。

6、被害発生の3日後の時点でクレジットカード利用履歴を被害者が再度確認したところ、2店舗にて合計金約90万円の高額決済が発覚。その他、同日の深夜に同被害地域のコンビニATMにて金3万円を引き出した履歴も確認出来た。

※後日、カード会社からの情報開示により、カード決済は暗証番号入力であった。

そこで、同様事案について経験豊富な当事務所へご相談。

対応  本件は「2名が同時に入店直後に意識を失っている」「意識の無い状態で店舗を移動している」「各店舗にて高額な飲食を短時間で行う」「全く同様店舗で同様被害者が他に存在すること」などの状況から、店舗関係者からの薬物投与の疑いが強く、その点を含め即刻クレジットカード会社へ内容証明郵便を送り本件が明らかな不当決済であることを主張しつつ、不当決済の取消対応を要求。同時に店舗情報や飲食明細などの情報開示も要求。同時進行で管轄警察署への被害届をアドバイス。※管轄警察署においては被害届としては正式受理に至らず、被害相談受付の対応。その後、クレジットカード会社へ再度電話連絡のうえ、警察にて被害相談受付となっている事実を伝え、クレジットカード会社にて警察へ確認のうえ、本件不当決済の取消を早期に決定するように要求。

結果  内容証明郵便発送後、警察への被害相談及びクレジットカード会社への不当決済取消要求を継続し、約2カ月が経過した時点でクレジットカード会社担当者よりクライアントへ電話連絡が入り「被害金額の6割をカード会社が負担、残り4割を被害者が負担」との条件での和解を提案される。クライアントにて検討した結果、同条件で和解受け入れを決定。和解成立。

クライアントからのメール(原文のまま)

梶山先生 

お世話になっております。6:4でカード会社が承諾したので妥結しました。以下にて頂いた暗証番号決済の事例と同じですね。仰るようにこれが上限なのかも知れません。これ以上負担を減らす方法は見当たらず、落ち着いたように思います。 宜しくお願いいたします。 

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兵庫県西宮市甲風園・ぼったくり被害(被害金150,920円)、クレジットカード決済全額取消※警察被害届受理なし

場所 兵庫県西宮市甲風園

日時 2019年2月22日午後21時から翌日午前2時にかけて

事案 同様被害としては典型的なパターン。経緯としては以下のとおり。

1、被害者が兵庫県西宮市甲風園を歩いていたところ、キャッチより声をかけられ近隣の飲食店に入店。入店時に店の看板にて料金を確認したところ「セット料金(60分)フリードリンク3000円・延長(60分)2500円・キャストドリンク750円・フード500円~・カラオケ100円(1曲)」といった内容であった。

2、午後21時ごろに入店、入店時既に酩酊状態であったこともあり、最初のフリードリンクを飲んだ時点で被害者は意識を喪失。

3、次に意識を取り戻したのは帰宅途中のタクシーの中であった。

4、後日クレジットカード会社からの利用明細が届いた際に確認したところ、なんと2019年2月22日午後21時から翌日午前2時にかけて、加盟店において合計金150,920円ものカード決済が行われていることが確認された。

そこで、同様事案について経験豊富な当事務所へご相談。

対応  本件は被害者が入店前に店の外で料金表を確認及び明確に記憶していた。そしてクレジットカードの決済時間から確認して滞在時間は長くとも5時間と判断出来た。その為、「(「セット料金(60分)フリードリンク3000円・延長(60分)2500円・キャストドリンク750円・フード500円~・カラオケ100円(1曲)」)であれば、仮に被害者が5時間飲食を行った場合、基本飲食代金は13,000円となり、女性キャストの飲物やフードが別料金であった場合でも15万円以上の著しく高額な飲食代となるなど到底考えられず、そもそも酩酊状態で意識の無い者が適正な意思をもって女性キャストへの大量の飲物提供や高額な別料金の発生する飲物の注文を許可することなど不可能」といった内容を主張し、関連資料の情報開示及び不当決済の取消要求をクレジットカード会社に対して内容証明郵便にて通知。尚、被害者が多忙の為に警察への被害届けは行なわれず。

結果  店からの情報開示が行われない状況が継続した為、被害者としてもクレジットカード会社に対して強く情報開示及び決済取消を要求し続けたところ、内容証明郵便発送の約8カ月後になりクレジットカード会社よりクライアントへ連絡が入り「店と交渉していた決済代行業者が本件カード決済を全額取消した」とのことで、本件は無事に全額の決済取消が完了。

クライアントからのメール(原文のまま)

梶山様お世話になります。ご無沙汰しております。先ほど、オ●●●トから連絡あり、店舗と直接交渉していた「決済代行業者」が今回の決済(¥150,920)に関して、全額マイナス決済にしたそうです。ただ、お店からなのか、この 「決済代行業者」からなのかは不明だそうです。いずれにしろ、おかげ様でこれでご依頼したことが達成できました。色々、ご教示有難うございました。辛抱強く、当日の伝票情報開示を求めてきた結果だと思っております。諦めずに御指南頂いたことを実行してよかったです。今後はこちらも気を付けます。この度は誠に有難うございました。

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海外(上海)マッサージぼったくり被害・49980元(約78万円)の不当クレジット決済。クレジットカード会社の保険適用により半額保証にて解決

日時 2020年1月

場所 ●●

事案 上海でのボッタクリ事件としては典型的なパターン。経緯は以下。経緯

(1)2019年1月10日の午後20時ごろ、被害者が上海の宿泊先ホテルから同僚3名と一緒に外灘観光をしている際、日本語のできるアジア系女性に声をかけられる。「マッサージどうですか?」と声を掛けられる。

(2)被害者等が「食事の場所を探している」と回答すると、同女性が「私が案内する」とのことで近隣の飲食店へ案内される。そこで被害者等が食事を済ませる約1時間の間、同女性は待機しつつ「食事が終わったらマッサージ行こう」「マッサージ1時間300元」と執拗に勧誘を継続。被害者以外の同僚3名には電話番号を渡しており、また飲食店も通常の飲食店であった為、被害者等は同女性を信用してしまい、マッサージを承諾。

(3)被害者及び同僚3名でタクシーに乗せられ5分ほど走行し店舗へ到着。尚、同女性が「タクシー代はサービス」とのことであった。そのまま店に入店、各自300元を支払うと各自個室に案内される。

(4)マッサージ開始、約15分でマッサージ終了。その後は一緒に入店した同僚3名も当方と同じ部屋に呼ばれる。4名で待機。

(5)その後、突如屈強な中国人男性2名が部屋に入ってきて、日本語で「この店は高級な店で、どうやってこの店にきたのか?お前らが誰に連れてこられたかなど知らない。ここへ来る人はみんなちゃんとお金を払っている。(※別の被害と思われる方の29万元のカード決済明細写真を見せられる)。お前たちが入店時に支払ったのはチップであり、店への支払いは別である。

(6)当然の如く被害者と同僚で支払を拒否のうえ退店しようとすると、屈強な中国人2名は部屋からの退室を妨害、監禁が始まる。そして大きな声で恫喝を繰り返し「最低でも一人3万元。支払わないならもっと怖い人間を連れてくる。今ならもう少し減額してやるが、これ以上の減額は無い。ここで支払しないならどうなっても知らないぞ、もっと高くなるぞ。」などと執拗に支払を迫られる。

(7)一連の監禁、脅迫により憔悴していた被害者と同僚は、命の危険を感じ支払に応じる意思を示す。しかしクレジットカードは当方しか所持していなかった為、被害者の所有するクレジットカードを店員に渡す。そして「1回目20000元・2回目29980元、合計49980元」を決済。明細の交付はなし。

(8)その後、店舗の屈強な男性店員より同僚3名に対して「最初に女性に渡された電話番号を返却しろ」とのことで、メモ用紙を回収される。(※この時点で最初のキャッチ女性と店舗が完全に情報共有していることも明らか)、そして約10分程待機させられたうえ、「タクシーで帰れ」と言われ解放される。

(9)解放された後、被害者等はタクシーに乗らず徒歩でホテルまで帰宅したが、解放された店舗から宿泊先ホテルまで店舗関係者1名より追跡監視を続けられた為、被害者等は宿泊先ホテル到着後も現地違法集団から報復を恐れ、現地にて日本領事館や現地公安に被害相談すら出来ずに帰国。

(10)現在は警察(日本)への被害届(監禁、脅迫、恐喝)を提出すべく手続きをすすめる。

対応  当事務所においては、他の同様被害への対応と同じく内容証明郵便にて不正利用されたクレジットカード発行会社に対して、不当決済取消若しくは保険適用により被害金の保証を強く要求。同時にクライアント居住地管轄の警察署に被害届提出をアドバイス。クライアントにて居住地管轄の警察署へ即時被害相談のうえ、正式に被害届として受理。再度クレジットカード会社に対して「警察での被害届正式受理・日本領事館より被害レター取り寄せ済み」の事実を伝えたうえ、本件不当決済の取消を要求。

結果 最初の内容証明郵便発送後、1年間もの長期間経過した時点でクレジットカード会社よりクライアントへ連絡が入り、被害金額の半額を保障する提案を受ける。クライアントの方で同提案に承諾し和解成立。

クライアントからのメール(原文のまま)

梶山様

●●です。今回の件では大変お世話になりました。●●より結論の通知がありました。「今回の件では、お客様(私)の不当支払いに関して事実を認めるところであるが、友人の分の支払いに関しては、微妙な判断となるところである。このようなケースが過去になく、保険会社、●●社内で慎重に検討しました結果、被害金額の半額を保証とすることで解決としたい。」・・・・この提案に対し、ゼロ回答も覚悟していた私としては、これ以上の交渉は時間も掛かるし結果として増額は期待できない●●側の意志も感じましたので、了解しクロージングを行いました。同僚も半額戻るならそれで終わりにしように同意を得、年内終了と致しました。梶山様には諸事面倒を見ていただき、全額返金とまでは行きませんでしたが、個人ではどう交渉して良いかも解らない中、的確なアドバイスをいただき多額の被害を減することが適い大変感謝しております。重ねての御礼です。どうもありがとうございました。

海外(韓国)化粧品販売店でのぼったくり被害・合計金267,872円の不当クレジット決済(監禁・脅迫)クレジットカード会社の保険適用により全額の決済取消にて解決。

日時 2020年1月

場所 ●●

事案 韓国の観光客向け化粧品販売店内で発生した、監禁及び脅迫を伴うボッタクリ行為。経緯は以下。

(1)2019年7月19日14時、韓国ミョンドン市内の路上にてキャッチより呼び止められ、被害者がもともと購入を希望していた「6万ウォンのハンドクリーム」が購入できるとのことで、そのまま当該悪質加盟店に入店。

(2)入店後、日本語の話せる店員に接客を受け、被害者が購入を希望する「6万ウォンのハンドクリーム」以外にも次々と商品を勧められるも被害者が購入を断ると、同店員は「全てサービスサービス」と無料であるとの説明にて大量の商品を袋に詰める。その後、同店員より「大量で持てないだろうから、このまま日本に郵送する」と説明され、その後は何等金額の提示もなくカード決済におけるサインを求められる。

(3)被害者より同店員に対して「結局総額いくらなの?」と金額を確認すると「今私も昼休み中で忙しい。後で全部説明するからとりあえずサインして。名前だけで良いから。」と強引にサインを迫り、被害者は「全てサービスサービス」という説明を信用し、6万ウォンの料金であると認識のうえ同店員の指示に従い黒いボードにサインを行う。直後、同店員は「商品はすぐに日本に送付する」と言って商品を裏に持っていく。

(4)その後、店先に別の店員(男性)が待ち構えており、退店しようとする当方に対して「パスポートを確認する」と言ってパスポートを回収され、更には再度何等かサインを要求された為に被害者よりサインの使用用途を確認するも「免税の為に必要」との説明であった為に被害者にてサインを行う。

(5)その後、同店員よりレシートの束を渡されてた際に被害者より「大体いくらなの?」と金額を最終確認をしたところ、その時点で同店員から「日本円で7万円位だよ」などと回答を受け、被害者にて「そんなに払えないから直ぐにキャンセルして!!」と伝えると、今度は「セール品だから駄目だし、既に商品は日本に送ったからキャンセル出来ない」などと恫喝を受け、被害者と被害者の娘は恐怖感から逃げるように当該悪質加盟店を退店のうえホテルに避難。ホテルにて当該悪質加盟店にて受け取った明細を確認すると1940000ウォン(日本円で約18万円)のレシートを発見。同時に当該悪質加盟店よりLINEにて商品発送の通知が届いていた為、被害者より金額についての反論及び確認メッセージを返信するもその後は回答なし。その為、被害者よりLINEにて当該悪質加盟店に対して「不当カード決済の取消要求及び商品返品」の意思を送信。

(6)直後、再度当該悪質加盟店に訪問し「こんな金額聞いていない。早急に決済を取消しろ」と要求するも、店員より「知らない。サインしたのはあなただから。文句があるなら警察でもどこでも行け。」との対応。

その為、被害者にて同日17時位に現地警察に行き、日本語の話せる観光警察の方二人と当該悪質加盟店に再訪問。観光警察の方より当該悪質加盟店に対して「毎度毎度、貴店で同様の被害相談が発生している。返品に応じたら?」と適切な対応を要求したところ、当該悪質加盟店より「90万ウォン分はキャンセルしてやる。本来はダメだけど特別だ。日本に荷物が着いたら商品(詳細は店員より指示あり)は返送しろ。」との条件を提示され、同時に「これ以上いると営業妨害で訴える」と脅迫を受けた為、一旦退店。

(7)ホテルにて、当該悪質加盟店がキャンセルを提案した90万ウォン分について、店員の指示した商品を確認するも、一体どの商品なのかも不明、さらには免税用紙を確認したところ免税書類自体が不正確であり、そもそも当初の購入目的であったハンドクリームの6万ウォンの明細も存在しなかった。

(8)翌日20日の17時位に再度観光警察と一緒に当該悪質加盟店を訪れる。被害者より「90万ウォン分の商品を返送しろと指示がありましたが、詳細が不明でありそもそも私が買おうとした商品ではない。また免税の書類自体も不正確である。」と指摘し、それに対しての当該悪質加盟店との回答の中で「あなたが決済したのは二件だ」との話が出て、その時に初めて本件不当決済は194万ウォンと90万ウォンの合計2回の決済が行われているものであることが発覚。当方より激しく抗議すると、当該悪質加盟店店員より「2階にくれば今回のカード決済が適切なものである証拠を見せる。警察は1階にいろ」とのこと。被害者と中学生の娘2名で2階に上がり証拠資料を確認するも、単に「無音声の防犯カメラ映像」のみであり、何ら証拠とならないものであった。その為、被害者より「この映像のみでは何ら適切なカード決済の証明にならない」と指摘、再度不当決済をの取消を要求。そうしたところ、当該悪質加盟店店員は激高し「お前たちは迷惑かけてくれて、これでは90万ウォンも返さないし、逆に営業妨害で訴えるからな!!」などと大声で喚き、恐怖で泣いている被害者の娘に対しても耳元まで近寄り「キチガイ」と何度も大声で恫喝するなど信じがたい行為が長時間続き、命の危険を感じた被害者と娘はやむなく退店。同行した現地観光警察からは「民事不介入を理由に一切関与出来ないのが申し訳ない。ただし同店での同様被害が多発しており、観光警察としても対応に困っている。」との説明を受ける。
(9)インターネットでネットで検索すると、当該悪質加盟店での同様被害が多数確認出来、当該悪質加盟店が常習的に詐欺行為を行っている事実が確認出来た。その為、現地日本領事館への被害相談を検討するも、土日の為に対応不可。被害者等はそのまま帰国。

(10)帰国後、7月22日の時点で即刻クレジットカード会社へ本件被害を報告。その後7月24日に決済データ確定後に再度被害報告のうえ調査依頼。

(11)外務省へ被害相談を行ったところ、韓国警察への被害届けが電話でも可能である事実を知り、韓国警察署に被害届けの為に電話したが、「折り返し連絡する」とのこと。現在までに折り返しの連絡はなし。また、日本の警察にも被害届けが出せるとのアドバイスを外務省から頂いた為、被害者自宅所在地を管轄する警察署に被害届けについて相談。

(12)日本の警察に被害相談に行くも、正式に被害届は受理されず、被害相談受付となる。

対応  当事務所においては、他の同様被害への対応と同じく内容証明郵便にて不正利用されたクレジットカード発行会社に対して、不当決済取消若しくは保険適用により被害金の保証を強く要求。同時にクライアント様居住地管轄の警察署に被害届提出をアドバイス。クライアント様にて居住地管轄の警察署へ即時被害相談のうえ、正式に被害届としては受理受理してもらえないものの、被害相談受付の形であった為、その事実を即時クレジットカード会社へ追加報告。クレジットカード会社からは調査開始の回答を受ける。

結果 最初の内容証明郵便発送後、比較的早い段階で約9割の決済取消対応が決定した旨カード会社より連絡がくるが、使途不明金数万円の取消が保留となっていた為に強く抗議。全ての不当決済金を取り消すよう再度強く要求。その後、約半年間もの長期間経過した時点でクレジットカード会社より連絡が入り、本件被害金全額の取消が決定。

クライアントからのメール(原文のまま)

●●●●●です。
昨年よりお世話になっている韓国化粧品カード詐欺事件の件で昨日カード会社より返事があり不足分も全額返済されるとの事で解決しました。先生には事故等の大変な時期に本当に良く対応して頂いて感謝しています。先生の励ましに何度も救われました。韓国の化粧品ショップでは今後注意をして買い物をするということも学びました。。今後も私と同じ被害が少くなる様に願うばかりです。本当にお世話になりありがとうございました。先生もお身体大切にされて下さい。

海外(上海)マッサージぼったくり被害・14990元クレジット(約24万円)の不当クレジット決済(監禁・脅迫・暴行)。クレジットカード会社の保険適用により全額保証にて解決・警察被害届受理済み

日時 2020年1月

場所 ●●

事案 上海でのボッタクリ事件としては典型的なパターン。経緯は以下。経緯

(1)上海時間(日本時間よりマイナス1時間)2020年1月5日の21時ごろ、被害者は南京東路付近を観光中、路上にて英語を話す中国人女性キャッチより「ブランド物買いに行きますか?マッサージはどうですか?」との声をかけられ、被害者が断ったが、その後街並みを散策中もずっとついてきて執拗な勧誘を受けていた。キャッチを無視して被害者は南京東路付近の中華料理屋で食事をしたが、会計を終えて料理屋の外に出てみると、キャッチと、キャッチの友達と名乗る日本語を話す女性キャッチが新たに現れており、しつこく被害者を待っていたようであった。

(2)その後の周辺散策中もキャッチらはついてきた。被害者は勧誘を受けるつもりは全くなかったので合計15回ほど日本語と英語ではっきりとわかるように断ったところ、同女性キャッチより「私の知り合いのマッサージ店に来てくれれば、マッサージサービスの提供など受けなくてよい。来てくれるだけで私の来店ポイントになるから協力してほしい。今日はお客さんを一人もお店に連れていけていないので、お店には今日は私は仕事をサボっていると思われてしまっていて私は困っている。あなたがマッサージを受けなくてもあなたが来てお店で店員の説明を聞いてくれれば、あなたはお金を払わなくても、それは私の来店ポイントになり店のオーナーにも顔が立つ。お願いできないか。」と懇願された為、被害者はキャッチとともにタクシーで10分程の店舗へ移動。

(3)上海市普陀区江宁路1306 燕兴大厦(ビル) 9階の閑散とした店に入店後、「今日はお客さん全然来なくて店員が余っているので100元でマッサージ30分で良い。」との説明を受け、被害者が100元の料金であればと承諾し、その場で100元を現金で支払いマッサージ開始。

(4)約30分程でマッサージ終了。

(5)マッサージ終了後、突如流暢に日本語を話す男性店員3名が入室し、3万元(日本円で約47万円)の請求を受ける。一人が日本語を流暢に話すリーダー格で二名は若く屈強な体つきであった。

(6)当然の如く被害者が3万元の支払を拒否し部屋を出ようとしたところ雰囲気が急変し、三名が被害者を一斉に押さえつけると同時に、部屋の外で待機していた別の男性3名がさらに乱入。被害者は強くつきとばされて部屋に押し戻される。間髪入れずに6人がかりで床に押さえつけられたうえで殴る蹴るの暴行を受けた。暴行を受けている最中にリーダー格に「あなたはこんなに言うことを聞かない。元気がある。おとなしく言うことが聞けないのであればどんどんと酷いことをしていくことになる。私のボスは上海では名前を聞くだけで皆震え上がる存在である。」と犯罪組織である旨をほのめかしながら脅迫され、彼は被害者の顔をくつで踏みつけた。被害者は押さえつけられて自由を奪われている状況を何とかしようともがいたが、犯罪組織側は6人がかり故に完全に制圧され身体の自由を確保できなかった。疲労と痛み、虚無感により被害者がもがけなくなるまで、6人がかりによる地べたへの押さえつけと殴る蹴るの暴行、リーダー格のくつによる顔の踏み付けが続いた。

(7)暴行後、監禁されている室内で日本語の話せるリーダー格により「逃げたら殺す。通常は3万元の請求だが、大人しくしていれば値引きしてやるので今カードで支払え。暴れたやつは6万元(日本円で約94万円)を払うまで監禁している。俺の口からは言えないことしながらね。払うまで返さないから今までに何十人も6万元払ったよ。」などと脅迫を受け続け、さらに所持品(クレジットカード)を奪われ、被害者のスマホ―トフォンのロック解除を強要され事件現場のビルや周辺の写真データがないかを部下にチェックをさせ隣接するレストランの写真を発見して被害者を再度叱責し消去し、その他に帰国の飛行機フライト時刻の確認のためにイーチケット(1月6日の午前1時45分出発便)の提示を強要されたうえ「このままさっき俺に見せた2万円みたいなはした金の支払いで帰れると思うなよ。飛行機なんか乗れないよ。」などと更なる脅迫が続き、また要求に被害者が従わないと(例えばスマートフォンのロック解除を要求された際に被害者がそれをためらったのを見て)さらに押さえつけの上殴打してくるなど攻撃的で人に暴力的に危害を加えることに対する心理的バリアーが非常に低いことを実感しており、平気で数の実力にものを言わせこちらの自由を奪い殴り蹴り監禁することを実行しているため、被害者は命の危険を感じ続けた結果承諾せざるを得なかった。最終的に被害者に暴行をした6人の犯罪組織の人員に取り囲まれた状態で強要された状態で所持していたクレジットカードにて14990元を決済し、さらに所持していた日本円2万円を差し出した。

(8)被害者が支払後、帰国フライト前に現地警察や領事館への被害報告が出来ないよう、払うまで犯罪組織が確認したフライト時間ギリギリまで店舗にて監禁を受け、最後は用意されたタクシーに乗せられた。同タクシーは周辺を不必要に周回、被害場所の特定を出来ないようにされたうえ空港に到着。

(9)当然の如く、時間に追われそのまま搭乗券を受けとった為、被害同日は現地日本領事館や現地公安などへの被害相談は出来ず、そのまま日本へ帰国。航空会社のカウンターにて利用航空会社にこの事件について相談したところ、「フライトの時間を考えるとあなたには警察に行く時間はないが私たちは国際電話をかけられる電話を提供することができる」との申し出があったため被害者はクレジットカード会社へのカードの利用停止処分の依頼のみ帰国前に行った。

(10)被害者が日本に帰国後、巨体の男性店員により膝蹴りを受けた左大腿部の痛みのため階段の上り下りと立つ時及び座る時に障害があり手すりがあるところでそれらの運動をせねばならず、床に強力に取り押さえつけられていた時に特に圧力がかかった右胸付近の挫傷の痛みが残っており、病院にて治療を行うとともに、現在は本件被害について警察(日本)への被害届を提出すべく手続きをすすめた。その後、即日被害届は正式に受理された。また、クレジットカードを奪われ別室に持っていかれた時間帯があり表裏の写真をとられている可能性があるので不正利用の恐れがあり、上海時間1月6日の午前0時台に浦東空港より当該クレジットカードの利用停止をクレジットカード会社へ依頼のうえ、本件不当決済の取消対応を要求。

対応  当事務所においては、他の同様被害への対応と同じく内容証明郵便にて不正利用されたクレジットカード発行会社に対して、不当決済取消若しくは保険適用により被害金の保証を強く要求。同時にクライアント居住地管轄の警察署に被害届提出をアドバイス。クライアントにて居住地管轄の警察署へ即時被害相談のうえ、正式に被害届として受理される。その後、再度クレジットカード会社に対して「警察での被害届正式受理・日本領事館より被害レター取り寄せ済み」の事実を伝えたうえ、本件不当決済の取消を要求。

結果 最初の内容証明郵便発送、その後警察での被害届正式受理の報告を行った僅か数日後にクレジットカード会社よりクライアントへ連絡が入り、被害金全額の決済取消とのことで早期解決。

クライアントからのメール(原文のまま)

梶山様

本日2020/01/21 14:15頃、●●●●カード セキュリティ管理部 ●●さんより電話がありまして「14990元の請求は取消になることが決定した。一週間ほどで支払い明細から消える予定だからそれを確認してほしい。」旨の連絡を受けました。考えながらやったことのない案件をすすめていくことに苦手意識はあまりないほうですが、今回の上海ボッタクリ事件対応は、泣き寝入りしないと決めていたものの自分の周囲に経験者が全くいなかったため情報が少なく結構難しいなと感じていました。そんな中、ネットで情報収集している際に梶山先生を知ることになり、膨大な情報と過去実績でもって力強い的確な指導を先生にしていただいたおかげで、意外なほどいち早く良い結果をだせたことに驚いています。万感の思いで先生には感謝してもしきれない思いです。お陰様で頭の痛かった懸案は去り、今日からよく眠れそうです。 (←HPでもしよければ掲載してください。てにおは修正OKです。)

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