カテゴリー別アーカイブ: 自動車契約トラブルのボード

自動車契約トラブルの成功事例・お知らせ・ニュース

納車直後の不具合・ディーラー修理対応(費用は全額販売店負担)にて和解

日時 平成30年4月

場所 神奈川県

事案   中古販売店との間で売買契約を締結。しかし納車直後に不具合発覚、販売店は修理対応に応じる意思を示すも、クライアント様としては信頼できる「ディーラー修理」の実施を希望。

対応 本件において車両不具合の存在は修理対応についての争いは無かったが、「ディーラー修理」「レッカー移動費用の負担」が争点となった。早急に内容証明郵便にて上記2点を要求。

結果  内容証明郵便が販売店に送達された数日後、販売店より回答書面が届き「デイーラー修理対応」には承諾、しかしレッカー移動費用の負担は拒否、その為に再度レッカー移動費用負担の要求を行ったが相手が断固拒否、最終的には「ディーラー修理費用の販売店負担」という形で決着となった。

クライアントからのメール(原文のまま)

梶山先生
返信が遅くなり申し訳ありません。●●です。●●ーサイドの件は結局レッカー代金は返ってきませんでしたが、車輌は修理できたので、一応解決です。本当にありがとうございました。
●●

購入した車両が納車されず・契約解除・契約金全額返金及び損害賠償請求(納車予定車両用に購入したパーツ代金・その他)

日時 平成30年4月

場所 東京都

事案 中古販売店との間で売買契約を締結、オプション代金や陸送費含め合計金4,291,000円を支払済み。しかし、その後は整備不良により車検不合格となり納車遅延、さらに遅延が続く中で販売店が「車両が盗難に遭った」「盗難車両が見つかるかもしれないので、もうしばらく納車を延期させてほしい」との申し出があった。しかしクライアント様は納車不能であることを理由に契約の解除及び既払い金の返金を希望。

 

対応 早急に内容証明郵便にて、履行不能であることを理由とする本契約の解除及び既払金全額返還、そして当該車両の為に購入済みの部品代金について損害賠償請求。

 

結果  内容証明郵便が販売店に送達された数日後、販売店より連絡があり「車両代金及びその他の損害賠償金を含めた全額の支払い」を約束され、実際に約束の期日に振込が確認、その後は購入した部品を販売店に発送して本件は解決。

 

クライアントからのメール(原文のまま)

お世話になってます。今朝向こうが損害賠償含めて452万8600円(車両の為に購入した部品代・損害賠償含め)私の口座に振り込んだとの事で確認をしたところ間違い無く振り込まれてました。とりあえずですけど一件落着かと思われます。色々とご指導ありがとうございました、また何かのご縁があれば相談させて頂きたいと思います。

振り込まれた金額は4528600円になります。

※購入部品は振込確認後に店へ発送

納車直後の不具合・ディーラー修理対応(費用は全額販売店負担)にて和解

日時 平成30年5月

場所 栃木県

事案   中古販売店との間で売買契約を締結。しかし納車3日後に不具合発覚、販売店が遠方であった為、最寄りディーラーにて車両点検を行ったところ「①ラジエター本体の水漏れ②エンジンオイル劣化(契約の際にオイル交換のうえ納車と約束していたにもかかわらず、オイル交換の事実が確認出来ない)③助手席側サンバイザー破損④左フロントタイヤ片べり(アライメント不良)・ハブベアリングの不具合」などの不具合が発覚。修理費用見積もりは235,116円であった。販売店は高額な費用負担となる④の修理費用負担を拒否。

対応 即刻内容証明郵便を送付、納車時における点検が適正に行われていない事実及び瑕疵担保責任を主張のうえ、ディーラー修理費用全額の負担を要求。万が一にもディーラー修理費用全額の負担に応じない場合には、契約解除を通知。

結果  内容証明郵便が販売店に送達された数日後、販売店より回答メールが届き「デイーラー修理費用①②④の負担」に承諾という形で決着、その後に約束の代金振込が確認され解決。

クライアントからのメール(原文のまま)

梶山様

お世話になっております。●●です。本日口座を確認した所、費用が振り込まれていました。今後の流れですが、いかがいたしましょうか?販売店が求めている車検証のコピーの郵送以外にやることはありますでしょうか?ご確認お願いします。

納車直後の不具合・契約解除・代金36万500円全額返金・車両に設置した装備の返却にて和解

日時 平成30年10月

場所 北海道

事案   中古販売店との間で売買契約を締結。販売店が納車整備実施のうえで後日納車。しかし納車の時点でエアコンが効かないことが確認された為、即時最寄りディーラーにて点検を実施。そうしたところ「①症状 エアコンが一切効かない。原因 エアコンのパイプが腐食によりガスが抜けていた為。備考 コンデンサーコンプレッサー部分が酷い状態」「②症状 ブレーキが著しく効かない。原因 ブレーキパッド、ディスクの磨耗、交換が必要。備考 キャリパーは「点検OH若しくは交換」が必要」などの不具合が確認された。

対応 本件における不具合箇所について、民法上の瑕疵担保責任を理由とする無償修理要求が可能となると一般的に考えられる「エンジン」「ミッション」「シャーシ」部分の不具合ではなく、さらにクライアントとしては修理対応よりも契約の取消を希望していた為、即刻「契約取消」を通知する内容証明郵便を送付。契約取消を要求する根拠としては、本件において「整備のうえ納車」を約束している販売店が「エアコン故障やブレーキ不具合」を確認していないことなどありえず、即ち消費者に対して故意にそれらの不利益事項を伝えずに契約させたこととなる為「消費者契約法第4条2項違反(不利益事実の不告知)」を理由として契約取消及び即時全額返金、そして既に当該車両に設置したクライアント所有の機器(オーディオ)返却を要求したものである。

結果  販売店よりクライアントへ電話連絡が入り、「全て要求どおりに対応する」とのことであった為、即時合意書を取り交わし、車両を返却。その後に販売店より車両代金全額の振込及び設置機器(オーディオ)の返却が行われ解決。

クライアントからのメール(原文のまま)

この件について、相手から振り込み有り無事終了致しました。ありがとうございました。

納車直後の不具合・修理は実施せず、破損部品代金を販売店が支払うことで和解

日時 平成30年11月

場所 神奈川県

事案  中古販売店との間で売買契約を締結、車両が納車。しかし納車4日後に不具合発覚、最寄りディーラーにて車両点検を行ったところ「サーモスタットハウジング、エンジン内部のバルブに損傷」「冷却水漏れからオーバーヒートが発生」「自走が完全に出来ない状況」などの不具合が発覚。修理費用見積もりは約73万円ほどであった。販売店に連絡するも、販売店は修理費用負担及び自社修理対応を拒否。

対応 即刻内容証明郵便を送付、納車時における点検が適正に行われていない事実及び瑕疵担保責任を主張のうえ、ディーラー修理費用全額の負担を要求。万が一にもディーラー修理費用全額の負担に応じない場合には、契約解除を通知。

結果  最終的に販売点にて当該車両の修理対応は行なわず、納車時に不具合が発覚した部品代を販売店からクライアントへ支払ことで和解成立。

クライアントからのメール(原文のまま)

梶山先生さま

和解条件はご助言いただいた三社間のやりとりから、●ー●●●(※修理工場)は現車を見ず見積もりをしていたので、即座に●●より修理依頼はしない意志を伝えました。つづいて、強気で㈱●●●●●●●●へ金銭請求とも考えましたが、壊れた部品代として100千円を要求いたしました。 梶山先生より「三社間の情報共有のご提案」のご助言があったから、優柔不断な私が即座に判断できたと思っております。 四ヶ月間に亘り度々のご相談に気持ちよご対応いただき、本当にありがとうございました。 自身が納得のいく解決ができたことに、併せて御礼を申し上げます。 梶山先生さまの今後のご活躍とご健勝をお祈り申し上げます。

2018年11月●●日     ●●●