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個人・中小事業者の契約トラブルの成功事例・お知らせ・ニュース

集客サービス及び予約システム(サロン事業サポート契約)の契約取消(クレジットカード決済全額の取消)、無条件解約成

日時 2019年6月

場所 名古屋市

事案 個人サロン経営の方からの相談。

サロンの集客効果及び顧客からの予約管理システムについても契約であり、その他「補助金導入出来る」「業界大手会社の加盟店になれる」とのことであった。訪問した販売会社営業マンの具体的な説明内容としては「わ●●●くんという予約を一元化できるシステムです。これがあるからIT導入補助金を申請出来る。IT導入補助金が国から出るから、実質お金かかりませんよ。弊社は支援事業者なので問題ありません。弊社と契約すると●●●●●●カフェ(大手のホワイト二ングサロン運営会社)の加盟店にもなれます。」というものであった。

しかし、本契約後において当初約束された「IT導入補助金」を受けることが出来ず、さらには大手のホワイト二ングサロン運営会社であり加盟店となることを約束された「●●●●●●カフェ」に直接確認したところ販売会社と何等か契約を締結することにより同社加盟店となれる事実は一切存在しないことが確認され、勧誘時の説明が完全な虚偽説明であることが発覚。そこで同様の事業者相談を数多くサポートしている当事務所へ相談。

対応 本件は申込から3カ月以上が経過していたが、勧誘時の説明に明らかな虚偽説明が含まれている為、即時内容証明郵便にて本契約の取消を販売会社へ通知。同時にクレジットカード会社へ内容証明郵便を送付のうえ、販売会社の虚偽説明を伴う違法勧誘の事実を主張したうえ、クレジットカード決済の取消(引落済みのクレジット金全額の返金含め)を強く要求。

結果 クレジットカードへ内容証明郵便が送達した後、3月半以上連絡が無かったが、6月末にクレジットカード会社より連絡が入り、取消手続き手続き(引落済みのクレジット金全額の返金含め)が実施されたとのこと、その後は引落済みのクレジット金全額の振込返金が確認出来たことで本件は無条件解約成功。

クライアントからのメール(原文のまま)

梶山様

お世話になっております。大変難しい事案でしたが全額返金が決定しましたと●●●クレジットから連絡がありました!無事口座に返金されました。もう、ダメかと思ってたのでホッとしました。的確、迅速にご対応くださり感謝します。この度はありがとうございました。

●●●●

SEO対策(サービス一式)の売買契約取消(クレジットカード決済全額の取消)、無条件解約成功

日時 2019年9月

場所 未公開

事案 個人事業主の方からの相談。「集客効果」を謳ったHP対策、所謂「SEO対策」を謳ったケース。尚、本件で勧誘を行った業者は以前より同様の勧誘行為を行う業者であるが、会社名を変更(会社住所はそのまま)している。訪問時の業者営業マンの勧誘文句としては「弊社はインターネット検索の際に御社が希望するキーワードで上位検索されるようなサービスを提供している」「毎月1万円で3つの希望検索ワードを設定出来、そのキーワードを検索結果の上位に表示出来る」「それにより集客があがり、売上が上がる、絶対に稼げる」「他の導入店舗では大きな効果を出している」「カード決済して頂き、分割支払の手続きなどは全てこちらで行う」「今、契約を決定頂かないとこの料金では出来ない」といった典型的なもの。しかし、申込後(クレジットカード決済完了後)になって突如販売会社より「費用は一括請求となるので、月額10800円の分割払いにしたいのであれば、ご自身でクレジットカード会社に手続きしてください」といった連絡を受けた為、販売業者の説明内容に疑問を持ち調査すると、全く同様の勧誘にて契約するも全く集客に繋がらなず、高額なクレジット代金のみ引落が継続しているという被害が全国的に多発している事実を確認し、同様事案を取り扱った経験がある当事務所へ相談。

対応 本件は申込から時間が経過しておらず、何等かSEO対策についてのサービス提供前の段階であり、そもそも勧誘時に約束された集客効果など一切約束出来ないことが明らかな為、即時内容証明郵便にて本契約の取消を販売会社へ通知。同時にクレジットカード決済における決済代行業者へも内容証明郵便を送付のうえ、不当勧誘を理由とするクレジットカード決済取消を要求。

結果 決済代行業者へ内容証明郵便が送達した後、決済代行業者より決済取消を認める旨の連絡があり、その1週間後に連絡も無くクレジットカード決済全額の取消が確認された。本件は無条件解約成功。

クライアントからのメール(原文のまま)

●●です。その後、取り消し完了したら連絡してもらうという事でしたが、未だに連絡はなく、今日電話してみようと思ってたところ、カード会社から全額取り消しになりましたとの報告を受けたという連絡がありました!確認したところ、マイナス処理になってました!代行業者からの連絡は、前回もですが、忘れているのでしょう。 でも、マイナス処理になっていて安心しました!1ヶ月かかりましたが、諦めなくて良かったです。梶山さんのおかげです!!本当にありがとうございました!! ●●

交際クラブ詐欺・裕福な女性紹介・保証金詐欺・支払金90万円全額の返金に成功

日時 2020年1月
場所 東京都
事案 成人雑誌の「交際クラブ・男性会員募集」広告をみて問い合わせ、その後は当該交際クラブ担当者より電話連絡を受け、さらに面談を行った際「当社が紹介する女性と交際すれば一定額の報酬を得る事が出来る」「相手女性が貴方と愛人契約を希望していて月に50万円、3か月で150万円を支払うと言っている」「保証金として事前に金銭を預託して頂く必要がある」「保証金は契約満了後に全額返還する」との説明を受け「保証金を支払っても、その後は高額な報酬を得ることが出来る」と思い、交際クラブ側に指示されるがまま3回に亘って合計金90万円もの金銭を支払う。しかし、その後も保証金の追加請求を受け、さらには交際クラブの所在地や正式屋号も一切不明、保証金の送金先も個人名義の口座であった為に不審に感じ、同様被害に経験豊富な当事務所へ相談。

対応  同様事案であれば、交際クラブ運営会社に対して内容証明郵便を送付のうえ、退会及び保証金全額の返金を要求するべきであるが、同社は所在地を公表しておらず、所在地不明の状態であった。(※そもそも同様事案において交際クラブ運営会社が住所を公表していても実在しないケースも多い)その為、交際クラブへ本来通知する内容(返金要求・返金しない場合は刑事告訴する旨を通告)を含め、相手業者の広告を掲載している雑誌の出版社に対して「情報開示要求」の通知を内容証明郵便にて送付し、期日までに情報開示が行われない場合「適切な広告審査も行わず、詐欺業者の広告を掲載した出版社に対しての損害賠償請求も可能になる」といった旨の記載にてプレッシャーを掛けるようにした。

結果  内容証明郵便が広告掲載雑誌の出版社に送達した翌日の時点で交際クラブ業者よりクライアントへ電話連絡があり(おそらく、出版社より交際クラブへ即時連絡を行ったと推測される)、クライアントが交際クラブへ保証金名目で支払した金90万円全額返金の約束を受ける。その翌日にはクライアント指定口座へ金90万円全額の振込返金が確認された。

クライアントからのメール(原文のまま)

iPhoneから送信
梶山先生👩‍🏫👨‍🏫紹介クラブ●●から無事に90万円入金がありました 。領収書も受け取りました 。これで解決と言う事になると思いますが 、まだ私の写真と免許証の写真とプロフィールの削除申請が有ります 。その件も宜しくお願い致します 。それでは失礼致します 。
●● です 。

梶山先生連絡が遅れて申し訳ございません 。

ここのところ忙しくしてました 。それではATMの領収書のコピ-を送ってみます 。たしかに90万円入金がありました 。ただ当然ですが●●の住所などは書いてありません 。

 私の写真と免許証の写真とプロフィールの件はこれから●●にメールしておきます 。

 ●● より 。

海外(韓国)化粧品販売店でのぼったくり被害・合計金267,872円の不当クレジット決済(監禁・脅迫)クレジットカード会社の保険適用により全額の決済取消にて解決。

日時 2020年1月

場所 ●●

事案 韓国の観光客向け化粧品販売店内で発生した、監禁及び脅迫を伴うボッタクリ行為。経緯は以下。

(1)2019年7月19日14時、韓国ミョンドン市内の路上にてキャッチより呼び止められ、被害者がもともと購入を希望していた「6万ウォンのハンドクリーム」が購入できるとのことで、そのまま当該悪質加盟店に入店。

(2)入店後、日本語の話せる店員に接客を受け、被害者が購入を希望する「6万ウォンのハンドクリーム」以外にも次々と商品を勧められるも被害者が購入を断ると、同店員は「全てサービスサービス」と無料であるとの説明にて大量の商品を袋に詰める。その後、同店員より「大量で持てないだろうから、このまま日本に郵送する」と説明され、その後は何等金額の提示もなくカード決済におけるサインを求められる。

(3)被害者より同店員に対して「結局総額いくらなの?」と金額を確認すると「今私も昼休み中で忙しい。後で全部説明するからとりあえずサインして。名前だけで良いから。」と強引にサインを迫り、被害者は「全てサービスサービス」という説明を信用し、6万ウォンの料金であると認識のうえ同店員の指示に従い黒いボードにサインを行う。直後、同店員は「商品はすぐに日本に送付する」と言って商品を裏に持っていく。

(4)その後、店先に別の店員(男性)が待ち構えており、退店しようとする当方に対して「パスポートを確認する」と言ってパスポートを回収され、更には再度何等かサインを要求された為に被害者よりサインの使用用途を確認するも「免税の為に必要」との説明であった為に被害者にてサインを行う。

(5)その後、同店員よりレシートの束を渡されてた際に被害者より「大体いくらなの?」と金額を最終確認をしたところ、その時点で同店員から「日本円で7万円位だよ」などと回答を受け、被害者にて「そんなに払えないから直ぐにキャンセルして!!」と伝えると、今度は「セール品だから駄目だし、既に商品は日本に送ったからキャンセル出来ない」などと恫喝を受け、被害者と被害者の娘は恐怖感から逃げるように当該悪質加盟店を退店のうえホテルに避難。ホテルにて当該悪質加盟店にて受け取った明細を確認すると1940000ウォン(日本円で約18万円)のレシートを発見。同時に当該悪質加盟店よりLINEにて商品発送の通知が届いていた為、被害者より金額についての反論及び確認メッセージを返信するもその後は回答なし。その為、被害者よりLINEにて当該悪質加盟店に対して「不当カード決済の取消要求及び商品返品」の意思を送信。

(6)直後、再度当該悪質加盟店に訪問し「こんな金額聞いていない。早急に決済を取消しろ」と要求するも、店員より「知らない。サインしたのはあなただから。文句があるなら警察でもどこでも行け。」との対応。

その為、被害者にて同日17時位に現地警察に行き、日本語の話せる観光警察の方二人と当該悪質加盟店に再訪問。観光警察の方より当該悪質加盟店に対して「毎度毎度、貴店で同様の被害相談が発生している。返品に応じたら?」と適切な対応を要求したところ、当該悪質加盟店より「90万ウォン分はキャンセルしてやる。本来はダメだけど特別だ。日本に荷物が着いたら商品(詳細は店員より指示あり)は返送しろ。」との条件を提示され、同時に「これ以上いると営業妨害で訴える」と脅迫を受けた為、一旦退店。

(7)ホテルにて、当該悪質加盟店がキャンセルを提案した90万ウォン分について、店員の指示した商品を確認するも、一体どの商品なのかも不明、さらには免税用紙を確認したところ免税書類自体が不正確であり、そもそも当初の購入目的であったハンドクリームの6万ウォンの明細も存在しなかった。

(8)翌日20日の17時位に再度観光警察と一緒に当該悪質加盟店を訪れる。被害者より「90万ウォン分の商品を返送しろと指示がありましたが、詳細が不明でありそもそも私が買おうとした商品ではない。また免税の書類自体も不正確である。」と指摘し、それに対しての当該悪質加盟店との回答の中で「あなたが決済したのは二件だ」との話が出て、その時に初めて本件不当決済は194万ウォンと90万ウォンの合計2回の決済が行われているものであることが発覚。当方より激しく抗議すると、当該悪質加盟店店員より「2階にくれば今回のカード決済が適切なものである証拠を見せる。警察は1階にいろ」とのこと。被害者と中学生の娘2名で2階に上がり証拠資料を確認するも、単に「無音声の防犯カメラ映像」のみであり、何ら証拠とならないものであった。その為、被害者より「この映像のみでは何ら適切なカード決済の証明にならない」と指摘、再度不当決済をの取消を要求。そうしたところ、当該悪質加盟店店員は激高し「お前たちは迷惑かけてくれて、これでは90万ウォンも返さないし、逆に営業妨害で訴えるからな!!」などと大声で喚き、恐怖で泣いている被害者の娘に対しても耳元まで近寄り「キチガイ」と何度も大声で恫喝するなど信じがたい行為が長時間続き、命の危険を感じた被害者と娘はやむなく退店。同行した現地観光警察からは「民事不介入を理由に一切関与出来ないのが申し訳ない。ただし同店での同様被害が多発しており、観光警察としても対応に困っている。」との説明を受ける。
(9)インターネットでネットで検索すると、当該悪質加盟店での同様被害が多数確認出来、当該悪質加盟店が常習的に詐欺行為を行っている事実が確認出来た。その為、現地日本領事館への被害相談を検討するも、土日の為に対応不可。被害者等はそのまま帰国。

(10)帰国後、7月22日の時点で即刻クレジットカード会社へ本件被害を報告。その後7月24日に決済データ確定後に再度被害報告のうえ調査依頼。

(11)外務省へ被害相談を行ったところ、韓国警察への被害届けが電話でも可能である事実を知り、韓国警察署に被害届けの為に電話したが、「折り返し連絡する」とのこと。現在までに折り返しの連絡はなし。また、日本の警察にも被害届けが出せるとのアドバイスを外務省から頂いた為、被害者自宅所在地を管轄する警察署に被害届けについて相談。

(12)日本の警察に被害相談に行くも、正式に被害届は受理されず、被害相談受付となる。

対応  当事務所においては、他の同様被害への対応と同じく内容証明郵便にて不正利用されたクレジットカード発行会社に対して、不当決済取消若しくは保険適用により被害金の保証を強く要求。同時にクライアント様居住地管轄の警察署に被害届提出をアドバイス。クライアント様にて居住地管轄の警察署へ即時被害相談のうえ、正式に被害届としては受理受理してもらえないものの、被害相談受付の形であった為、その事実を即時クレジットカード会社へ追加報告。クレジットカード会社からは調査開始の回答を受ける。

結果 最初の内容証明郵便発送後、比較的早い段階で約9割の決済取消対応が決定した旨カード会社より連絡がくるが、使途不明金数万円の取消が保留となっていた為に強く抗議。全ての不当決済金を取り消すよう再度強く要求。その後、約半年間もの長期間経過した時点でクレジットカード会社より連絡が入り、本件被害金全額の取消が決定。

クライアントからのメール(原文のまま)

●●●●●です。
昨年よりお世話になっている韓国化粧品カード詐欺事件の件で昨日カード会社より返事があり不足分も全額返済されるとの事で解決しました。先生には事故等の大変な時期に本当に良く対応して頂いて感謝しています。先生の励ましに何度も救われました。韓国の化粧品ショップでは今後注意をして買い物をするということも学びました。。今後も私と同じ被害が少くなる様に願うばかりです。本当にお世話になりありがとうございました。先生もお身体大切にされて下さい。

「集客システム」「顧客管理システム」「集客メール配信」「ポイント制導入」「HP作成、その他SNSを使った広告のサポート」「オリジナルアプリ製作」など一連のサービス一式についての売買契約(支払はビジネスクレジット)、残クレジット全額免除にて解約成功

日時 2020年1月

場所 ※※

事案    個人事業主の方からの相談。同様のご相談における典型的な勧誘文句にて勧誘を受ける。具体的には「弊社の提供する集客及び顧客管理システムの特徴としては、お客様が持っている携帯電話を機械にかざすだけで簡単に登録でき、スタンプも溜まり、さらに顧客管理の機能もついているものです。使い方は簡単。ダイレクトメールなどよりも効果的です。個人サロンさんにぴったりの集客及び顧客管理システムです。集客については主にSNS(インスタ)を使って行い、さらに口コミで顧客を増やします。今回は成功事例店として導入して頂くので、特別に他店より安価で提供できます。ただし本日中ご契約頂かないと成功事例店として契約出来ません。」といった内容。しかし、システム使用開始後において利便性が著しく悪く、販売店担当者に改善を要求するも具体的且つ適切な対応が一切行われることはなかった為、クライアント様が不安に感じ販売店や同システムについて調査したところ、同様の勧誘を受け本件と同様の契約を行ったものの、その後は当初の約束である新規顧客の獲得効果が何ら達成されず、結果的に全く効果の無いシステムに高額な代金支払いのみが発生してしまっているという被害者が多数存在する事実が発覚、同様事案について取り扱い実績の多い当事務所にご相談。

対応      本件はシステム導入から数ヶ月が経過した段階でのご相談であり、解約が困難な状態であった。まずは内容証明郵便にて販売会社並びにクレジット会社へ本契約の取消を通知。販売会社に対しては勧誘時における販売会社担当者の説明内容について、実現困難な効果についてあたかも実現が確実かのように説明している点を指摘し、不当な勧誘行為を理由として契約の取消を要求しつつ、クレジット会社に対してはクレジット代金の支払いを停止することを強く要求。

結果 内容証明送付後、クレジット会社の判断にてクレジット契約の解除は成立するも、販売会社より契約代金の請求が継続。当然にクライアント様は支払拒否を主張。その結果、販売会社親会社が残クレジット代金全額の免除にて合意解約を提案、クライアント様においても同条件に承諾し、解決。

クライアントからのメール(原文のまま)                                                                     お世話になっております。 ようやく、解約できて、支払いもしなくてよくなりましたので、ご報告させていたたきます! なんどか●●●●●●と電話やり取りし、時間はかかりましたが、すべての問題が解決しました。梶山先生には大変お世話になりました。感謝いたしております。これからも、さまよえる個人事業主をはじめ、対立や葛藤の中にいる方々を助けてあげてくださいませ。寒い時期ですが、くれぐれもご自愛くださいませ。   ●●●●