場所 新橋
日時 2022年11月17日の深夜から翌日未明にかけて
事案 同様の被害としては典型的なケース。経緯としては以下。
1、2022年11月17日の午後8時ごろ、被害者は東京都港区新橋の飲食店(本件不当決済とは無関係の店舗)にて同僚との会食を終え退店。
2、その後は周辺の路上にてキャッチより声をかけられ、被害者と同僚2名にて近隣の飲食店に入店するも「満員、別の系列店に案内する」とのことで、そこから別の店舗に連れていかれる。
3、案内された店舗に3名で入店後、提供されたドリンクを飲んでいたところ3名とも突如意識を失う。
4、次に被害者が意識を取り戻したのは、翌朝の午前10時ごろに宿泊先ホテルの部屋であった。意識を取り戻した際に自身の財布を確認したところ、現金27,000円が紛失していること、そして財布の中の4枚のクレジットカードが通常と異なる収納状態であることを確認。普段使用するクレジットカード2枚について不正利用被害を確認するも、この時点で被害は確認できず。他2枚のカード(「三●●友カード株式会社・アマ●ンカード」「九●カード株式会社・楽●●行カード」)については普段飲食代金の支払いには一切使用しない為に確認せず。2022年12月28日並びに29日、未確認であった2枚のクレジットカード会社(「三●●友カード株式会社・アマ●ンカード」「九●カード株式会社・楽●●行カード」)より高額な引き落としが確認され、あらためて確認したとろ本件不当決済被害が発覚。
5、各クレジットカード会社へ被害報告のうえ加盟店への調査並びに情報開示、そして本件不当決済被害についての補償対応を要求するも、最終的には各カード会社ともに「対面決済・暗証番号決済」の為に補償不可との回答。同時に被害者の住所地を管轄する警察署(●●●南警察)へ被害相談。その他、被害発生地域を管轄する愛宕警察署へ被害相談を行ったところ、担当刑事より「同じ名前の店での同様被害相談が多発している。即時クレジットカード会社へ連絡して、3店舗全ての情報並びに注文伝票やサイン伝票などの資料を開示してもらい、同開示資料を持参して直接相談に来て欲しい」とのことであった。(愛宕警察署 刑事課)
上記の経緯後、同様事案について経験豊富な当事務所へご相談。
対応 本件の状況としては「不当決済が行われた3店舗のうち1店舗には入店の事実あり」「入店後に最初のドリンクに口を付けた直後、被害者と同僚2名が突如意識を失う」「クレジットカードの紛失なし」という事案であった。通常どおり内容証明郵便によるクレジットカード会社への調査要求(注文伝票・サイン伝票、その他資料の開示要求)及び補償適用要求。その後は再度警察へ被害届けの正式受理を強く要望。数回の警察相談の結果、管轄警察署では被害届の受理とはならなかったが本件被害が発生した3店舗にて同様の被害が多発している事実が地元警察署から管轄警察署への問い合わせにより確認され、最終的に被害者の住まいを管轄する地元警察署(●●●南警察)にて「クレジットカードの一時盗難」として被害届けが正式受理となる。その後、再度クレジットカード会社へ被害届の正式受理事実を含め報告のうえ本件不当決済についての補償を要求。
結果 各クレジットカード会社へ補償要求の内容証明郵便を発送した約2か月後、各クレジットカード会社より被害者へ連絡が入り、1社は全額補償、1社は8割補償(2割は被害者負担)にて和解、本件は無事に解決。
クライアントからのメール(原文のまま)
梶山様
お世話になります。今回の事案で本当にお世話になりました。色々自分なりに動いた結果、諦めかけていましたが、あまりにも高額で諦めきれず相談させて頂きましたが、分かりやすく対応頂いた上、折衝方法まで親切にご指示頂き安心して進める事が出来ました。先生のお陰で家庭内も明るくなり本当に感謝しております。有難うございました。
★九●カードの件 2023年4月28日
お世話になります。 先程、九●カードより保険適応されたと電話が有りました。本当に助かりました。有難うございました。
★三●●友カードの件 2023年4月5日
お世話になります。 三●●友カードより条件付きで8割返金(被害総額)の連絡ありました。 条件とは、カード再作成、一旦全額振込5月26日に「パ● ドリ●ム」から9万円の引き落とし、このような話で了承しましたが問題ないでしょうか?※「ダー●ン」での被害金25万3千円+「パ● ドリ●ムでの被害金19万7千円=合計被害金45万円・・・・三●●友が8割(36万円)負担・●●様が2割(9万円)負担※その他、カード再発行・5月25日に●●様2割負担分である和解金9万円は「パ● ドリ●ム」での利用名目で口座より引き落とし