複数の投資詐欺被害「海外ファンドへの出資」「仮想通貨取引ソフトの購入」「詳細不明の出資」被害金約160万円全額の回収に成功

日時   2019年4月~6月

場所   東京都

事案   ビジネスセミナーにて知り合った人物から紹介を受けた人物より「海外ファンドへの出資」「仮想通貨取引ツール購入」「詳細不明の出資」について勧誘を受け、「元本保証」並びに「高額な配当」、その他も「高額な収益」「いつでも希望するタイミングで元本返還可能」などの条件を約束された為、クライアントは各出資を決定。合計で約160万円を支払う。しかし、その後の状況として約束の配当は一切支払われず、また約束された収益も得ることが出来ないといった状態が継続。それによりクライアントが各出資契約の解除及び返金を要求するも一切返金が行われなかった為、同様被害に経験豊富な当事務所へ相談。

対応   まず本件は「出資契約」について「元本保証」「配当保証」、その他「仮想通貨取引ソフト」売買において同ソフト利用における「利益を約束」した時点で違法行為である。また、本件について詳細資料を確認するに、そもそも海外ファンドへの出資自体が行われていない可能性が高かった。その為、本件で出資金並びにソフト売買契約代金を渡した人物に対して、内容証明郵便にて本件契約の取消及び即時全額返金を通知。同時に海外ファンドへの出資事実が確認出来ないことを指摘しつつ、期日までに返金が確認出来ない場合には詐欺事件として刑事告訴する旨も併せて通告。しかし把握していた相手の住所へ送付した内容証明郵便は「あてどころ不明」で返送となった。その為に今度は把握していた相手の実家へ同通知を送付したところ、相手よりLINE連絡及び全額返金を約束された為、当職にて作成した合意書を先方が指定した住所へ発送。相手から合意書の返送は行なわれるも、その後は約束の返金期日まで数日のところで相手方代理人弁護士より分割返済の要望が届き、ほぼ同時に返金請求している金員の一部である約40万円が指定口座へ振込返済される。その後、最終的には残金約120万円について10回分割での返済に和解。

結果   その後、約束どおり毎月の返済が1年間に亘って行われ、返金要求開始から約1年後の時点で被害金全額の回収が完了。

クライアントからのメール(原文のまま)

梶山様
お世話になっております。昨日最後の入金を確認し、本日成功報酬を振り込ませていただきました。長期に渡り、大変お世話になりました。途中諦めようと思うこともありましたが、背中を押していただき、回収することができました。本当にありがとうございました。●

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です