場所 新橋
日時 2022年5月26日の未明
事案 同様の被害としては典型的なケース。経緯としては以下。
1、2022年5月26日の午前0時ごろ、東京都港区新橋駅周辺の路上でキャッチに声を掛けられ「1人3000円だけ」との料金説明を受けた為、被害者はそのまま近隣の店舗に入店。(店舗名は不明)
入店時に意識はあったが、その後は最初の1杯に口をつけた時点で突如酩酊状態となり意識を失う。
2、次に被害者が意識を取り戻したのは、5月26日の午前8時ごろに見知らぬレンタルルームであった。その際、左腕に青あざがあり、また頭痛と吐き気など通常の飲酒後とは違う著しい体調不良を感じた。その際に財布の中の現金やクレジットカードを確認するも紛失はなし。
3、6月20日、クレジットカードの利用明細を確認したところ、2022年5月26日の未明に「スナック メ●ミ」「イザカヤ ラ●ラ●」なる店舗で合計金387,000円もの身に覚えのないカード利用が確認され、本件不当決済被害が発覚。
4、即時クレジットカード会社へ被害報告。しかしクレジットカード会社より補償適用は承諾してもらえず。
上記の経緯で被害発覚後、同様事案について経験豊富な当事務所へご相談。
対応 本件は「キャッチに声を掛けられ入店した直後に酩酊となり、その後は記憶なし」「クレジットカードの紛失なし」という事案であった。同様被害に対する対応と同じように、内容証明郵便によるクレジットカード会社への調査要求(注文伝票・サイン伝票、その他資料の開示要求)及び補償適用要求、さらには同じ店舗で同様被害が多発している事実が確認済みである旨を通知したところ、即時クレジットカード会社よりクライアントへ電話連絡が入り「次回の請求は一旦保留のうえ調査を行う」とのことであった。その後、クライアントは管轄警察署へ被害届けについて相談に行くも被害届けとしては受理されず、「被害相談受付」となった。後日、クレジットカード会社へ警察での相談受付番号も追加報告のうえあらためて不当決済の補償適用を要求。
結果 最初の補償要求内容証明郵便を発送、クレジットカード会社が調査を開始してから約2カ月が経過した時点でクレジットカード会社よりクライアントへ電話連絡が入り、本件被害総額の7割をカード会社が補償、クライアントにて3割を負担するという条件での和解を提案され、クライアントにおいて同条件での和解に承諾し、本件は終結。
クライアントからのメール(原文のまま)
梶山先生、
お世話になります。ご無沙汰しておりましたが、昨日●●●から調査結果について連絡がありました。結論としては3割負担で10月に請求する事で確定したとの事です。念のため負担ゼロの可能は無いかお伺いしましたが、もしこの条件がのめないのであれば、100%負担とする事になるとの話しから、了承しました。請求がゼロには成りませんでしたが、梶山先生のお力添えがあり減額出来た事は大変助かりました。色々と有り難うございました。●●